繰り返される自己紹介
頭に浮かんでは過ぎ去る想いというものがある。つかみ所のないものだが、それをむりやりつかまえていじっていると何となく形が見えることがある。
そんなまだ定かならぬものを文章に写していくと、稚拙ながら一応まとまったものになったりする。書いているのは自分であって自分でないようで、書き出すと不思議なほどひとりでに書けてくる。だから嘘みたいだが、書いたものを見ると自分が何を考えているのか初めて分かったりする。
書くことがきちんと決まってから文章を書くものだ、と思っている人も多いだろうが、私は少なくともそうではない。論文などはもちろん別だろうが、小説家などでもたいてい書き出すと独りでに筆が走っていく、というイメージで語る人が多い。
だからブログを書くことは、ただ自分の想念や読んだ本、観た映画、聞いたニュースを頭で反芻しているうちに独りでに書けるので書くことにあまり苦労しない。
以前ブログを自分の備忘録のようなもの、と書いた。人が読むことが前提だけれど、日記のようなものか。日記は人に読んでもらうものではないと思われているが、日記も読者がひとりもいなければ意味を失うような気がする。
同時にブログは自己紹介だとも思う。匿名でありながら自己紹介というのも変だけれど・・・。ある物事について、私はこう思った、私にはこう見えた、ということを表明するというのはつまり私はこういう人間です、ということを相手に伝えていることに外ならない。
自分で自分のことが分からないくらいだから、相手に伝えるとなれば、繰り返しさまざまな形で伝え続けなければ伝わらない。だから「繰り返される自己紹介」と表題をつけた。
先日、いつも拝見しているブログに、「どんなときにブログを書くの?」という文章を見て、考えたことを少しだけ書いてみた。
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