反知性主義
森本あんり「反知性主義」(新潮選書)と内田樹編「日本の反知性主義」という本を並行して読み始めた。
反知性主義者とはどのような人々を指すのか。反知性主義というから、知性などというものを侮蔑する老荘的な考え方かと思うが違う。反知性主義者は、自分では一般大衆よりも知的であると確信している。そして知的であろうと努めている。もちろん自分を反知性主義者などというはずもないから、外部的な呼び方である。
問題は、世界を複雑系としてではなく、シンプルに解釈する態度にあるようだ。世の中の現象を、原因と結果、正義と悪など、誰にもわかりやすく解釈することができると信じている。
まだ本当に読み始めたばかりだから、とりあえずわかったのはこの一つだけ。けれどこれだけでも、あれのことか、これのことか、とわくわくしてくるではないか。
当分これで脳みその洗濯ができそうだ。
昨日就寝しようとしたら、急に今までに経験したことのない不安感が押し寄せてきて眠れなくなった。
孤独にはかなり耐性があると自負している。それなのに孤独感が突然猛烈に迫ってきたのだ。理由はいくつか考えられるけれど、そんなこと、いままで何とも思わなかったのに。
眠れないからしばらく音楽を聴きながらゲームをした。今朝はさいわい何ともない。私も人並みに神経があるらしいので安心した。
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こんにちは。。
あいかわらずの読書量ですね(^^)
OKCHANさんのような大人の男性でも孤独感に襲われることがあるのですね。。。
投稿: 藤子 | 2015年8月23日 (日) 13時11分
藤子様
私にしても初めての経験です。
母親を喪ったことだけでなく、別にちょっとした理由があることはあるのですが・・・。
投稿: OKCHAN | 2015年8月23日 (日) 14時06分