呉善花「朴槿恵の真実(哀しき反日プリンセス)」(文春新書)
朴槿恵という女性について、書いてあることと書かれていないことがあるだろうとは思う。そもそもすべてを書くことは不可能だ。とはいえこの本で、朴槿恵という人の行動の不可解さの多くの理由がある程度理解できた気がする。
普通の日本人は、当初朴槿恵が大統領になることによって、李明博大統領の突然の極端な反日行動が是正されるのではないかと期待した。李明博が保身のために是日(親日は韓国ではあり得ない)から反日に豹変したことは、韓国人以外にとって明白なことで、朴槿恵新大統領がそれ以上の反日言動をするとは想像もできないことだった。
人は理解できないとその理由を求める。左派の人は当然安倍首相にその理由を求めた。安倍首相が日本軍国化を目指す超右派であるからだというのだ。だが、その側面があってもそれは口実だろう。
それにしても、韓国という国のためを考えれば、極端な反日は東アジアのパワーバランスを損ない、韓国経済にとってもマイナスが大きい。日本だけではなく、アメリカもそれを危惧している。
では朴槿恵はなぜそのような反日に固執するのだろうか。外的状況やポピュリズム(韓国民感情への迎合)が理由だろうか。それとも朴正煕という、見かけ上親日的な大統領の娘であることから却って反日を表明せざるを得ないという政治的な保身からだろうか。
自分がある程度思い込んでいたことと事実はだいぶ違うことを、この本を読んで知った。朴槿恵という人物が意外と利己主義的な人間で、しかも性格的に暗く、厭人的であることが明かされている。これについて具体的な事実が次々にあげられて裏付けられているので、ただの感覚的な見方ではないようだ。
この時系列でならべられた多くの事実を読んで、あなたならどんな感想を抱くだろうか。
この本を読んで、韓国との関係は行く所まで行かないと修復は難しいのではないか、などと思ってしまう。韓国経済の凋落からまた日本にすり寄ることがあったとしても、中途半端な融和はさらなる反日を呼ぶような気がする。
著者の呉善花は韓国済州島生まれ、1983年来日、1998年日本に帰化。拓殖大学教授。ベストセラー「スカートの風」で山本七平賞を受賞している。
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この人の行動ってか 前・今の大統領の反日はすべてがただの人気取りで
ただのパフォ~マンスにしかすぎない。そもそも前の大統領が竹島なんかに足踏み入れたから
こんなことになったんだよ。人気取りでやったけど結局大統領選に落ちたし。
今更 過去の話を持ち出しても何を解決するってんだ? そんな一生かけても解決できないこと
むしろ当の本人もそれはわかってるくせに一々行動にうつすのがかなりうざい。
おっしゃる通り極端な反日はなにもプラスにはならんよ それに日本を敵に回すゆうことはアメリカも
敵にまわすことになるからの~。それは韓国側もわかってることだとは思うけど。反日は韓国にとっても
マイナスだらけだよ。 もっと大人になろうよ。
途中口っぽくなりましたがすみません。
投稿: てるひこ | 2015年9月 3日 (木) 08時56分
てるひこ様
李明博前大統領の反日が人気回復のためのパフォーマンスであったことは確かでしょう。
ただ、朴槿恵大統領の反日がそれだけではないかも知れないことが、この本を読むと感じられます。
それだけ朴槿恵の反日は根が深いものであり、それは韓国民に刷り込まれた反日教育の根の深さを思わせます。
それは韓国の悲劇かもしれません。
いつかそれに気がつくことがあるのでしょうか、悲観的です。
投稿: OKCHAN | 2015年9月 3日 (木) 09時23分