物質的条件と「生活の質」満足度
韓国で練炭自殺が急増していると朝鮮日報が報じている。
記事は、日本や台湾では練炭購入の際には使用目的と使用場所を確認するよう義務づけられているが、韓国はなんの制約もなく、自由に買えることが問題だと指摘している。
うーん、そういう問題なのだろうか。
韓国の保険社会研究院は、OECDが今年発表した「より良い暮らし指標(BLI)」を分析して報告書を発表した。
それによると、OECD36カ国のうち、韓国は所得、職業、住居などの物質的生活条件でフランス、アイルランドに続く20位であった。一方、社会的人間関係、人生の満足度を評価する生活の質では29位であった。
スウェーデン、デンマーク、ノルウェーなどの「福祉先進国」は物質的生活条件よりも生活の質の評価が高く、結果的にBLI指数が高い結果となっているという。
日本の結果が知りたいところだが、「福祉先進国」よりも韓国に近いのではないかと予想される。
物質的な生活が豊かになることと、生活の満足が必ずしも相関しないことはよく考えるべき大事な問題だろうと思う。欲望がむやみにかきたてられて、いま持っているものによる満足よりも、まだ持っていないものがあることへの不満が勝ると、人は幸福を実感することができない。
韓国の練炭自殺の急増と関連づけてそんなことを考えた。
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