半島統一が進展するかも知れない
今日(九月三日)の中国抗日70周年式典に先立ち、昨日習近平主席と朴槿恵大統領の首脳会談が行われた。今回習近平首相が単独で首脳会談を行うのは朴槿恵大統領とだけ。
その席で、朴槿恵大統領が「南北平和統一の早期実現」を訴えたのに対し、習近平首相は「韓半島(朝鮮半島)の平和統一を支持する」と答えている。言葉通りなら朝鮮半島統一の可能性が具体化しそうな話である。
中国は北朝鮮をバッファ(緩衝地帯)として、存在の意義を与えてきた。もし北朝鮮が崩壊すれば、米軍基地のある韓国と直接対峙することになる。それはアメリカと直に接するということである。
しかし習近平は、韓国が親中国を明確に打ち出すなら、別に朝鮮半島が統一してもかまわない、北朝鮮のバッファの意味はなくなる、と答えたのだ。
それは先般の国境での、北朝鮮の地雷爆発事件による緊張の際の、中国と韓国の水面下の交渉で、すでに確認されたことなのであろう。朴槿恵大統領が中国の抗日式典に参加することに危惧を覚えた北朝鮮の恫喝に対して、中国の支持を取り付けた朴槿恵大統領は強硬な姿勢で北朝鮮との交渉に臨んだ。
北朝鮮は全く立つ瀬のない状況に追い込まれた。金正恩は近頃しきりに南北統一を示唆する言葉を発している。本音のところでは、自分たち金王朝一族の身柄の保障さえあれば、韓国に降ってもかまわないのではないだろうか。
朝鮮半島統一は絵空事ではなくなりつつあるようだ。それに人気が低落した朴槿恵としては、南北統一くらい国民からの人気回復に寄与する話はない。無能な大統領という評価から、一気に救国の英雄になれるかも知れない。それなら多少の北朝鮮の言い分を受け入れることぐらい安いものだと考えるだろう。
中国にとっては、北側に向いていた韓国のミサイルが南東側に向きを変えるのは願ってもないことだ。北朝鮮の核についても、中国に向かうことさえなければ、統一朝鮮が保有してもかまわない、くらいのことは朴槿恵に約束しているかも知れない。
つまり中国は、北朝鮮という危うい国だけではなく、朝鮮半島全体がバッファになるという、願ってもない状況を期待している。
米軍の基地の存在に対して、今後韓国がどのような態度をとるか、ひところ過激な行動のあった基地反対運動が再燃するかも知れない。それに連動して沖縄基地反対運動も激化するだろう。韓国に火種は山ほどある。
こうして北朝鮮も韓国もミサイルの照準を日本に向ける。
朴槿恵の親中国、反日政策は南北朝鮮統一を推進させるけれど、同時に日本の危機を急激に高めることになるのではないだろうか。
そんな風に考えるのは妄想か?
ただし、南北朝鮮統一は、実際にどれだけの混乱をもたらすか、その覚悟なしにポピュリズムでそれを推進するくらい韓国にとってわざわいはないと思うけれど、朴槿恵はそんなこと考えようとしない。そのことが恐ろしい。
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