青樹明子「中国人の頭の中」(新潮新書)
中国に長く暮らし、中国に知人や友人がたくさんいる著者が、中国人がどんな価値観で行動するのか、実例を多数挙げて書いています。
書かれていることの多くが、中国人に刷り込まれている反日のことです。最近は特に抗日ドラマによって子どもたちまでが、日本人は「悪者」だと思い込まされています。これを払拭するには世代を二つか三つまたがないとならないような気がします。ただそれもいまその反日刷り込みが停止されたら、という前提ですから、下手をすると永遠になくならないかも知れません。でも中国人は日本人と違って、日本が嫌いでも日本人と仲良くできるというところがあります。
日本人の嫌中意識は、ちょっとした中国の美談のいくつかでころりと変わる可能性があります。そういう意味で日本人は世界でも類を見ないほどお人好しかも知れません。ただし、日本人は嫌いなままで相手と仲良くなることができません。いまその日本人をこれほど中国嫌いにさせるとはよほどのことでしょう。
この本でとくになにか新しい知見を得るということはありませんでしたが、いま中国人自身がどうしてよいかわからないような状況に追い込まれつつあるのではないか、ということの一端を感じることができました。その兆候をこれからのニュースで意識して追跡してみようと思います。
ちょっと「ですます調」にしてみました。このほうがいいかな?
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