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元社会党で、元首相であった村山富市氏は戦争反対、絶対的平和主義を唱え、安倍内閣の安保法制にも絶対反対の立場を貫いている。
その村山富市氏が中国の抗日戦勝70周年記念軍事パレードに招かれて、中国まで行ったのだが、体調不良により救急車で病院に担ぎ込まれて行事に参加できなかった。「記念行事に参加できずに非常に残念」と中国メディアに語った。中国ネット子から村山首相を気づかう声が数多く寄せられて感激しているという。
戦争反対を高らかに唱えながら軍事力誇示の記念式典に参加するという心性がどうにも理解不能だが、本人には矛盾がないようだ。まさかその矛盾に突然気がついて、慌てて仮病を使って欠席したわけでもないらしい。中華料理のごちそうを食べ過ぎたのだろうか。
予想通り、つまり思惑通り、中国の抗日戦勝70周年記念軍事パレードに出席したことで、朴槿恵大統領の支持率が一気に20%も上昇し、セウォル号事件の前の支持率にもどった。おめでとう。このまま支持が続くと好いね!ただ、欧米の首脳たちが韓国をどう見たかはまだ報じられていないのでわからない。論評に値しないと思っているのかも知れない。
ところで、式典のあと、朴槿恵大統領は上海に赴いた。韓国の独立運動家が上海に置いたという大韓民国臨時政府の建物は、1993年になって復元されたが、そのまま改修されず、中国側に放っておかれていたのだが、最近突然中国側が全額を出資して改築し(韓国の設計に基づいているという。しからば改修ではなくあらたに建てられたということだ)、再館された。その再開館式が4日に行われ、そこに出席したのだ。
上海にあった韓国の臨時政府が抗日戦争を戦った、というのが「光復軍」の神話で、実態などなにもなかったことは、中国も韓国もよく承知しているが、しかし国の成り立ちとしてその神話をかかげてしまった以上、それを飾り立て、言い立てるしかない。
この神話があるから、韓国と中国は日本と戦って勝利した、として戦勝記念をともに祝えるのだろう。ところで先の大戦のあと、ちゃんとした国家となった大韓民国は中国の義勇軍(実は中国解放軍)とすさまじい戦争を戦ったけれど、それはどうなったのだろう。お互いに戦死者も多かったはずだ。そもそも第二次世界大戦では、多くの韓国人は日本軍として戦い、日本軍と戦争した韓国人はテロリストをのぞけば、ほとんどいない。だから日本軍の攻撃による戦死者もほとんどいない。
歴史を否定する日本、と日本を非難しながら歴史を否定しているのは誰なのだろうか。それとも中国と韓国は戦ったけれど、いまはこれだけ親密になったとアピールしているのか。そういえば日本に対してオバマ大統領がそんなことを言っていたなあ。
国連の潘基文事務総長が中国の軍事パレードに列席したことを、日本から「中立性を欠く行為だ」と指摘されたことに対し、潘基文事務総長は中国メディアに問われ、「一部の人は、国連事務総長は中立だと誤解している(?)ようだが、実際にはいわゆる中立ではなく、公正公平なのである」と答えたと報じられた。これに対して中国では絶賛されているというが、私には意味がわからない。
北京の空は軍事パレード終了後の翌日、一転してスモッグに覆われた。
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こんばんは。。
調子よくなりましたのでしょうか(^^)
よかったです(^^)
OKCHANさんにはついつい甘えて本音でコメントしてしまいます💦
あの国もこの国もバカみたい。。
投稿: 藤子 | 2015年9月 5日 (土) 20時48分
藤子様
おかげさまでなんとか復旧しました。
藤子さんのような魅力的な女性から甘えられたら、天にも昇る心地です。ほんとです。
韓国は確かにちょっと愚かしく見えますが、中国は計算ずくのような気がします。
ただその計算も、ずいぶん計算違いが起きているようです。
それを喜んでいてはいけないのですが・・・。
投稿: OKCHAN | 2015年9月 5日 (土) 21時52分