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2015年9月24日 (木)

WOWOWドラマ「石の繭」

 たびたび言うが、WOWOWのドラマには面白いものが多い。なにより途中でCMが入らないのがありがたい。民放はNHK以外無料だが、CMの異常な増殖は番組の興味を大幅に削いでいる。CMが番組に割り込んでいるのがわずらわしいのはもちろん、スポンサーやCM会社が内容に関与していることがしばしばあるといわれるし、それも多分にあると思う。本当にただより高いものはない。

 これはネットでもそうだが、それは別の話だからここまでとする。

 ドラマは、木村文乃扮する警視庁捜査一課の新米刑事・塔子が遭遇する猟奇殺人事件。廃ビルでセメントに塗り固められた死体が発見される。胸の一部のみあとでセメントが剥がされていたこと、胃の中にもセメントが流し込まれていたこと、上半身に多数の傷があり、拷問を受けた可能性があること、また、犯人が意図的にポンペイ展の半券を残していたことなどがわかり、その意味を解明するために刑事たちは奔走する。 

 立ち上げられた捜査本部に犯人から電話が入る。トレミー(この名前にももちろん意味がある)と名乗る犯人は一方的にしゃべり、いきさつから塔子が電話の交渉役をさせられることになる。犯人は事件がこれで終わらないことを示唆する。

 塔子の面倒を見るためにコンビを組むことになった鷹野(青木崇高)とポンペイ展を調べに行った二人は、そこでコンクリートで固められていた死体と酷似したものを見る。火山に埋もれたポンペイ市民の死体が長い年月で空洞化し、そこに石膏(?)を流し込んでつくられたものである。

 これらの意味を解明すること、また被害者の身元をあきらかにすることが犯人の手がかりになるはずであるが、捜査はなかなか進展しない。そんななか、捜査本部の報告会の席にトレミーから電話がかかり、再び塔子が指名される。そして第二の事件が予告され、しかもそのヒントまで与えられる。

 第二の事件の被害者を救済するためにヒントを元に現場に急行する塔子たちだが、そこで発見したものはさらにおぞましいものだった。

 犯人から与えられた情報から、次第に犯人の犯行動機がわかってくる。そして、優秀な刑事であり、すでに病死している塔子の父親が捜査した誘拐事件が浮かび上がってくる。塔子は無関係ではなかったのだ。

 さらに犯人から第三の犯行が予告される。推測された犯行動機からなんとか犯行現場が特定され、警察がいっせいにそこへ急行する。今回の犠牲者はいったい誰なのか。

 そして事件は新たな局面に入る。これは当然予想されたことなのだが・・・。

 塔子の見かけたシルエットから、途中で犯人の予想がつくかも知れない。なぜ犯人は捜査本部で会議が開かれるときに必ず電話することができるのか。どうして犯人は警察の動きがわかるのか。

 塔子の同僚たちがいいキャラクターの集まりで、それがドラマに血を通わせている。青木崇高と平岳大は好きな俳優だし、今回はあまりひねりのない正義感としてでているので嬉しい。あまり悪役を演じて欲しくないのだ。

 ドラマとしてはよくできていて面白かったが、猟奇殺人の動機としては多少弱いところがあるような気がする。

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コメント

こんにちは
この度は貴重な情報感謝いたします。
どうも足利尊氏と比べて新田義貞は日陰の人だというイメージがあります。
やはり”敗れた人”だからでしょうか?
では、
shinzei拝

shinzei様
わたしこそshinzeiさんのお陰でなぜ福井に新田義貞の墓があるのかという疑問の答えを知ることができました。

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