宮本輝「いのちの姿」(集英社)
ページ数は200ページ以下、しかも字が大きい。だから一気に読めると思ったら、中身がものすごく濃厚で、どんどん読み進めるのがもったいなくなった。あとがきで、著者はある時期からエッセイを書くのをやめていたとある。いろいろないきさつから節を曲げて、ずいぶん久しぶりに書いたのがこのエッセイである。
宮本輝の小説もエッセイも大好きで、本もたくさん持っている(見当たらない本も多いので、うっかり処分したものもあるようだ)。このエッセイの中にも過去に書いた小説の題材に関する話題がいくつか書かれている。小説の感動がまた記憶からよみがえるようだった。
哲学的なところや世界性がないからノーベル賞の対象になるような作家ではないが、わたしにはそれ以上に値打ちがあると思える作家なのである。
唯一著者の父のことを書いた「流転の海」のシリーズだけは肌合いが合わない。なぜなのか自分でもわからない。
« 乱れまなこの勝手読み(10) | トップページ | 取り返しがつかない »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 経験していない記憶を追憶する(2026.08.08)
- パパ・ダイキリ(2026.07.25)
- イメージの伝言ゲーム(2026.07.23)
- 今回は(2026.07.21)
- 梨木香歩(2026.07.16)



大好きな作家の一人です
でも これは読んでいません
読みたいと思います
投稿: イッペイ | 2015年10月17日 (土) 10時47分
私も宮本輝は好きな作家です。
投稿: おキヨ | 2015年10月17日 (土) 11時47分
イッペイ様
最近出版されたばかりの本です。
本屋で捜せばあるでしょう。
最近は読みたい本がすぐ店頭から消えるので頻繁に本屋を覗かないと見逃します。
投稿: OKCHAN | 2015年10月17日 (土) 12時23分
おキヨ様
同じ作家が好きだと言われるととても嬉しいものです。
投稿: OKCHAN | 2015年10月17日 (土) 12時25分