乱れまなこの勝手読み(12)
韓国農林畜産食品部が、東京・新大久保のコリアンタウンに「マッコリ文化通り」を造成する計画だという。そこでマッコリと、それに合う韓国料理を紹介するなどの行事をする予定だ。
初めてマッコリを飲んだときには珍しいので、美味しいと思ったけれど、何度も飲むうちに、なんとなくそのたよりない味に飽きてしまった。もっと美味しいマッコリもあるのだろうけれど、であえていない。嫌韓とは関係なしに、日本人は物珍しさでマッコリを飲んだけれど、わたしと同じ印象だったのだろう。一時期急増したマッコリの日本への輸出は急減してしまい、回復することがない。
今回の試みが成功すると良いけどね。
中国のエネルギー報社は「2015年グローバルエネルギー企業500社番付」を発表した。それによると、世界のエネルギー会社のトップ500社のうち、アジアの企業が総営業収入の37.6%を占めていたという。企業は263社と半分以上を占めていた。そのうち中国の企業は168社であった。
成長するアジア、成長する中国を象徴する結果・・・と喜んで良いのだろうか。中国はエネルギー消費効率を上げる努力をあまりしてこなかった。無駄に使えば消費量が増えるのが当たり前で、その結果であるような気がする。それを自慢そうに発表するのもどうなのか。
中国天津市の化学品貯蔵所での大爆発は記憶に新しいが、天津市は化学工場を住宅地に近い現地から、約30キロ離れた天津南港工業区に移転させることにした。ここは最寄りの住宅地から少なくとも10キロ離れているのだそうだ。
これならまた爆発しても市民には被害が及ばないということだろう。しかし市街地から離れたからいままでよりも特に管理や注意を強化する必要を感じないですむ、というようなニュアンスを感じてしまうのはわたしだけだろうか。今まで以上にやりたい放題になったりしないことを願うけれど。
中国人力資源・社会保障部(人社部)が、中国の退職年齢を引き上げることを検討している。人社部によれば、中国の平均退職年齢は55歳。世界の多くの国が65歳であるのに比べると早すぎるという。
たしか中国では男性の定年が60歳で、女性が55歳のはずだ。それがどうして平均が55歳なのかよくわからない。このニュースが流れると、「老人が退職しなければますます若者の就職難がひどくなる」と批判されている。
格差が甚だしい社会で国民の不満を和らげるには、福祉を充実しなければならない。食えなければ暴発する。福祉の充実には税金が必要だ。そうなれば養う必要のある高齢者をいつまでも働かせて納税させる方が良いのはもちろんである。しかしいまは人手不足でもなく、大学を出ても就職先がないと騒いでいるのに、定年延長した高齢者のぶんの雇用先が確保できるのかどうかだ。右肩下がりの経済で、そんなことが可能なのだろうか。
インドネシアや世界で金をばらまいているときではないだろう。
三陸地区のホタテやカキの養殖がようやく回復しつつあるなかで、ホヤが異常発生して深刻な被害が出ているという。それならそのホヤを捕って食べればいい、と思ったら、異常発生しているのは食用のホヤではなく、外来種のヨーロッパザラホヤという種類だという。体液の酸性が強くて素手で触ると肌荒れを起こすという。多分食べられないのだろう。
このホヤは震災前には見られなかったもので、養殖再開のために持ち込まれたホタテなどの貝殻に付着して繁殖したものらしい。
どうも外来種がいろいろなところで悪さをしているニュースが増えている気がする。自然が人間に牙をむき出しているのかも知れない。自然のパワーバランスがくずれはじめているのかも知れない。それは人間のせいであることは明らかだ。まさか地球が人間を排除しようとしているわけではないだろうけれど、また終末論が流行りそうな気配だ。
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おはようございます。
私自身韓国でマッコリは飲みましたが、
「日本のどぶろくの方が美味しいや」
と思いました。
中国にしても、貧困人口が推定で2億はいると言いますから(中国政府は数千万としていますが)
おっしゃる通りせっかく貿易などで儲けたのなら福祉に投じるべきで外国に散財する場合ではないでしょう。
このまま行くと中国も日本にとって最悪の経過をたどるかもしれません・・・。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2015年10月19日 (月) 07時19分
shinzei様
韓国で日本のどぶろくを売り出したら売れるかも知れませんね。
投稿: OKCHAN | 2015年10月19日 (月) 09時34分