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2015年10月22日 (木)

乱れまなこの勝手読み(13)

 120年前のワシントンの大韓帝国公使館が来年九月に復元されるという。公使館ロビーには太極旗が昔のすがたのままにふたたび掲げられるそうだ。

 韓国中央日報のそのニュースを見ているだけではそれが韓国政府によって復元されるものなのかどうかがよく分からない。

 国外所在文化財団の事務総長がその主旨を述べているので、その財団が保存されていた建物を復元するということかも知れない。

 「約120年前に大韓帝国が統一国家であったことを象徴させたい」「公使館はワシントンの韓国大使館、文化院などと連携した、韓国の歴史探訪コースとして運営されるだろう」と事務総長は述べている。

 「富国強兵なしにアメリカを調停者として中国・日本・ロシアを牽制しようとしていた高宗の外交は、戦略的リーダーシップがないまま強大国が主導する国際秩序の中で力を発揮できなかった」「公使館は、現在の米国と中国の覇権争いの中で、韓国が主権外交を繰り広げるには国の力を備えることが優先だという、歴史の常識を見せてくれる」そうだ。

 出発点の認識は分かった。そして韓国が120年前と現在と同じような行動をしていることも分かっている。では歴史から何を教訓として学んだというのか。学んだのは反日だけか。それにしてもワシントンに歴史を学ぶ建物を復元して、誰にアピールしようというのか。    

 ソウル市は来月から段階的に市庁・区庁・ソウル大公園と地下鉄駅舎内に設置されている自動販売機で炭酸飲料の販売を禁止する。ただし炭酸水100%の製品は除外される。

 ソウル市の市民健康局長は「炭酸飲料が肥満・糖尿・骨粗鬆症を誘発して市民の健康を害しているという判断に基づく措置」と説明している。

 過剰に飲む人もいれば、適度に飲んで楽しんでいる人もいるだろうに、炭酸飲料がまるでマリファナかなにかみたいに一律に規制するというのも強引だ。お上が帰省しないと愚民は欲望のコントロールができない、と心配して親切心から介入してくれているのだろう。

 サムスンの入社試験の「常識」科目で、韓国史に加えて中国史の問題が多数出題され、受験者が困惑したという。中国の各王朝を歴史の順番に並べ替えたり、その王朝の特徴を記述する問題があったそうだ。

 中国史を知っていることがサムスン社員の大事な「常識」と言うことのようだ。でもその中国史が中国政府の認める歴史なのか、実際の中国の歴史なのか。中国で商売することを想定しているのだもの、もちろん中国政府の認めている歴史だろう。

 韓国大統領府で「韓服の日」にあわせた韓国服の展示会やファッションショーが催されたが、それを見に来た中国人観光客たちに、朴槿恵大統領がサプライズ登場して中国語で挨拶したそうだ。

 満面の笑みで歓声に応えた朴槿恵大統領。こんな風な手放しの笑顔になることもあるのだ。よほど中国が好きなのだろう。それなのにメディアや韓国民は彼女が親日派だという。こちらはおよびでないけどね。

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