乱れまなこの勝手読み(5)
中国のメディアが伝えた長生きのポイント。
1.まじめであること。
2.社交性があること。
3.ポジティブであること。
4.人助けが好きであること。
5.勤勉であること。
6.適度な神経質さを持つこと。
7.新しいものに対してオープンであること。
8.老いを受け入れること。
確かにその通りだと思う。人間は規則正しく明るく勤勉で、物事に好奇心を持ち、人と親しく交わり、アンチエイジングなどにうつつをぬかさないことだろう。ということは、日常の規則正しさを失い、好奇心を失い、人とのつき合いをしなくなり、自分の老化に対して無駄な抵抗をはじめたら、その人はそろそろお迎えが来る、ということなのだろう。
台北での話。地下鉄車内で女子高生二人が会話に興じていたところ、突然カメラのシャッター音がしたので驚くと、目の前に赤ん坊を抱いた女が立っていて、「なんで席を譲らないのか。席を譲らないならいま撮った写真をフェイスブックに投稿してやる」とまくし立てた。「もしフェイスブックに自分の写真が掲載されたら、それはこういう事情です」とその女子高生が投稿したので、話題になっているという。
わたしは、自分が弱者であるから特別の権利が与えられていると思い込んでいる人が嫌いだ。弱者を護ることは当然だが、過剰に特別扱いするのは差別と変わるところがない。そんなおためごかしの社会がこういう人を生み出す。
中国の人権活動家が親族訪問のために上海から日本に出国しようとしたところ、「国の安全を脅かす恐れがある」として出国を阻止された。
本人は「日本にいる親族や友人を訪ねに行こうと思っただけなのに『国の安全を脅かす』などと言われるとは思わなかった」とコメントしている。
最近習近平政権の言論統制は強化される一方だ。名の知られた活動家は次々に当局に拘束されているという。ネットでそれほど過激ではない、いままでなら何も咎められないような書き込みをしただけで拘束されたという事例も多い。
「為政者は自信がなさ過ぎる」とは、くだんの人権活動家の言葉だが、当局のこのような行動が疑心暗鬼によるものだとすると、中国はとても恐ろしい。ジョージ・オーウェルの「1984」のようだ、などと言われているが、外部に敵を作り、それを利用して国をまとめ、しかも国民に自覚があまりないところはよく似ている。そういえば日本は敵国だし。
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