京都・大徳寺(4)
京都・大徳寺の散策は今回で最後。
大徳寺・庫裡入り口。本来の山門から唐門を通っての入り口は上つ方の人しか通さないらしい。見たとおりここはかまど口。
ここから靴を脱いで上がり込み、方丈へ入る。
食堂兼廊下を通り、接待用(出入り業者用だろうか)のテーブルの横を通るのだが、ここでこの女性に「撮影禁止です」、と言われてしまった。庭も撮影禁止ですか、と問うと「すべてだめです」とにべもない。
ということで写真はここまで。このあと法堂と方丈、唐門を見学。法堂の天井の龍の絵はすばらしい。唐門は日光の陽明門のモデルであるとのことで、ここも日暮らし門という。彫刻を丁寧に見ていると見飽きずに日が暮れるそうだ。修復して間がないそうで美しい。ガイド係の女性が三十分に一度、寺のいわれから細かい部分について詳しく説明をしてくれる。ためになります。大徳寺の本坊の一般公開は毎年春と秋にほぼ一度ずつ行っているそうだ。
そういえばこの前の回の題に「山門と法堂」としたが、あれは法堂ではなく仏殿であった。あとで訂正しておきます。
このあと大仙院などいくつか公開している塔頭に寄ったが、口を揃えて「撮影禁止です」と言われる。
もしかするとその前の写真を撮った場所も撮影禁止だったのかも知れない。知らぬが仏である。だが人の邪魔もしていないし、ストロボのような強い光を当てているわけでもないのになぜ撮影禁止なのか理解できない。絵はがきの売り上げに影響するわけでもない。絵はがきなど売っているのを見ていないし。
わたしのようにこうしてブログで紹介されれば知名度が上がるかも知れないのに・・・。
大徳寺を訪問するとそのすばらしさと同時になんだか金集めに熱心だなあ、という印象を感じる。わたしだけではないだろう。それだけ維持管理に金がかかるのかも知れないが、正直いやな感じである。
あとは寺域での寸景をいくつか。
大仙院は沢庵和尚が在籍していたことで知られる。ここで抹茶をいただく。説明の叔父さんがくどいのに閉口した。
真珠菴という塔頭は一休和尚の墓のある寺で、ランダムに公開しているところだが、今回は非公開。
芳春院はあの前田利家の妻・松にちなんだ塔頭。ここは座敷には入れないが、庭園を眺めても金を取らない。
大徳寺はとにかく広くて見所が多い。機会があれば訪ねる値打ちはあります。このあと大阪に行って友人たちと楽しく会食。
大徳寺はこれでおしまい。
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