乱れまなこの勝手読み(14)
2013年の中国での交通事故死者数は26万人以上であった。もちろん世界で一番多い。次いでインドの20万7000人、ブラジルが4万6000人。
人口が多いから事故も多い、と云う点もあるけれど、日本は4000人ほどだから、中国の事故数は人口比で見ても日本の六倍を超える。日本で一番多かったときでも1万人あまりだから、これはやはり異常である。
「中国では安全基準を満たしていないのは車ではなく、運転手」
というネットのコメントがあったが、言い得て妙である。中国での人命の軽いことの表れか。
イギリスを訪問した習近平主席は国賓として大歓迎を受けたようだ。その習近平主席がエリザベス女王の晩餐会の席で第二次世界大戦にふれ、「日本の残虐性」に言及した。ドイツや韓国でも同様の歴史言及をしていたけれど、韓国ならいざ知らず、なぜドイツやアメリカを訪問して日本の悪口を言うのだ。
何だか習近平と朴槿恵がオーバーラップして見えてくる。目的があって言っていることであるけれど、品性が疑われる。こころあるイギリス人が眉をひそめて・・・いれば良いのだが。
その習近平主席はキャメロン首相と会談して、7兆円を超える規模の商談を契約したという。ここでも大盤振る舞いである。自分のふところから出す金ではないし打ち出の小槌でも持っているつもりなのだろう。
ところで日本はイギリスで大型の鉄道プロジェクトが進行中だ。中国はこれも狙っていることだろう。これがどんでん返しにでもなるとなれば、イギリスは金にころんだインドネシアと同列のレベルの国だということだ。
その中国は国連総会で「日本はプルトニウムを大量に保有している」と批判した。つまり核爆弾を作りかねないぞ、と世界にアピールしたのだ。自分が核爆弾を大量に保有し、さらに増産しているのに、持っているだけの日本を平気で批判する中国とはなんぞや。
日本を非難することが正義である、と韓国や中国がパフォーマンスを繰り返しているのを見て、それをばかげたこととみるのではなく、そう思う国が増えるなら、国連とは何なのか。愚者の集会か。
アメリカのシンクタンクの調査によると、「中国がグローバル問題に責任ある対応をすると信じるか」との質問に対し、「信じる」と回答したのは、日本人15%、アメリカ人33%に対し、韓国人は71%だった。
信じ合えるほど仲が良くてよかったね。
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