なくしたもの
自民党が政権を失ったとき、自分たちが何をなくしたのか分かっていた。
民主党は政権を失って、自分たちが何をなくしたのか分かっていないように見える。
民主党の岡田党首はまじめで一所懸命である。しかし民主党が何をなくしたのか自覚がないから見ていて哀れを催す。
国民は民主党に国をまかせてみようと思った。あまり期待はできないけれど、もしかしたらなにかが大きく変わるのではないかと思った。
世のなかには瓢箪から駒ということもある。
国民は自民党にも民主党にも信頼などしていない。だから民主党は信頼を失ったのではない。もしかしてなにかが変わるかも知れないという、国民の希望の光を消してしまったのだ。
民主党は信頼を取り戻そうとしている。もともとないものをどうやって取り戻そうというのか。
信頼が民主党から自民党に移ってしまったと思っているのかも知れない。だから自民党の足を引っ張れば、自民党への国民の信頼を損ない、相対的に自分が信頼されると思っているのかも知れない。
そんなことを山ほどやっても国民は民主党にふたたび政権を委ねようとは決して思わない。何を失ったのか解っていない民主党には希望はない。パンドラの箱はもう開けられたあとなのだ。
そして維新の党が同じ道をたどろうとしている。
以上は私が勝手に思っていることなので、政治的な意図はない。
日本の国民に新しいパンドラの箱を幻想させることはできるのか。
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あのとき、私も日本が大きく変わると期待しました。
ひどい自民党よりもっとひどいことになりました。
国益を考えない鳩山・菅、反日福島・辻元・・・・
今度は、GHQに逆の洗脳をしてもらわないと・・・・
投稿: けんこう館 | 2015年10月22日 (木) 09時43分
けんこう館様
多くの日本人が目が覚めました。
ただ、羮に懲りて膾を吹く、というところもあって、過剰にシニカルになってしまいました。
自民党がそれに慢心するのも怖いことで、多少は身の危険を感じてほしいところです。
そのために期待されるのが新しいまともな野党の再結集でしょう。
時間を掛けて醸成してほしいものです。
投稿: OKCHAN | 2015年10月22日 (木) 12時24分