天空の楽園
名古屋からこんなに近くてこんな絶景が見られるとは知らなかった。長老のお陰である。
中央高速道の園原インターからほど近いところに「ヘブンズそのはら」というところがある。
園原インターは、以前は日帰り温泉や、ときに宿泊するために、よく訪ねた昼神温泉に行くときに降りたインターだ。ここは名古屋方面からしか降りられず、しかも名古屋方向しか乗ることができない。東京からだと以前は飯田から、いまは飯田山本インターから行くことになる。
「ヘブンズそのはら」はスキー場としてのテレビCMを知っているので、スキー場であるとの認識しかなかった。
そこが通年ロープウエイで行ける山岳リゾートであることを長老が調べていた。
ロープウエイ山麓駅から標高1400mのマウンテンロッジまでロープウエイで登る。定員12名というが、数名乗りのゴンドラが次々にやってくるので、待ち時間はない。このロープウエイはとても長い。全長2500m、15分かけてゆっくり登る。
マウンテンロッジからは眺望はさほど良くない。ここはただの中継点である。
ここからリフトに乗る。
ペアリフトに乗って先を行く長老と兄貴分の人。
センターハウスに到着する。しかしここも終点ではない。ここから展望台リフトという四人乗りのリフトに乗り換える。
長老の指示で私がまん中に座る。もちろん安定のためである。
私たち三人の影。
ようやく高度1600mの展望台に到る。
前方に広がるのは南アルプスの絶景。
赤石岳を中央に左手は北岳まで見える。赤石岳はしらびそ峠で見たので見てすぐ分かった。
谷間に見える道路は中央高速の園原インター近く。
山にかすかに雲がたなびいているが、空気は澄んでいる。もう間もなくこの山々も白くなる。
空は青い。
二、三日前は昼間でも気温が二度しかなかったというが、本日は日が射しているところなら十度近くあるだろう。ただし日陰で風に吹かれると身にしみる冷たさだ。アノラックは必需品。私はウインドブレーカーだけだが、長老たちは装備万全である。私は寒さに鈍感だからいいのだ。
絶景を堪能してセンターハウスに戻り、熱いコーヒーを飲む。
この樹の下に何やら実がたくさん落ちている。
梨の形をした姫リンゴより少し大きい位の実だ。
店の人に聞いたら、小梨だ、という。
樹下では物知り風のおじさんが、なかまのおばさんたちに、これは猿梨というもので・・・・、云々と説明していた。
ロープウエイを下る。
突然そのロープウエイが停止した。ずいぶんロープウエイに乗ったが、停止したのは初めてだ。その前に、もし停止したらどこから外に出て救助してもらうのか、などと話していたところなのでびっくりする。写真は停まったときのもの。
さいわいしばらくしたらふたたび動き出した。
下界のマウンテンロッジに戻り、イチゴジャムを購入。大好きなのだ。理由があるが割愛する。
園原インターから高速に乗り、恵那で降りて三人でやや遅い昼食を摂り、別れた。私だけ恵那からJRで名古屋へ帰るのだ。
次回も長老からお誘いをいただく旨お言葉をいただいた。
長老と一緒だとふだん泊まれないような高級なところに泊まれるのでありがたいのだ。いろいろお世話になった礼を述べて別れた。
これで今回の旅はおしまい。
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コメント
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平湯までは細部を除いて数回行っていますので楽しく拝見しました。
南アルプスを高い処から望める場所には行っていませんので、
羨ましいですね。
男同士の気の置けない遠距離ドライブ、いいものです。お疲れさまでした。
投稿: おキヨ | 2015年10月30日 (金) 11時55分
おキヨ様
こういう友だちがいることは本当にありがたいことだと思っています。
私はもともと人付き合いが下手ですが、先輩たちに友だちを維持することの大事さを教えられたことを感謝しています。
投稿: OKCHAN | 2015年10月30日 (金) 12時09分