京都・大徳寺(1)龍源院
京都のガイドブックを見て、大徳寺を訪ねることにした。全く知らなかったところである。洛北、北大路にある。金閣寺が近い。
大徳寺は1319年に宗峰妙超というお坊さんが創建した臨済宗の禅寺である。花園天皇や後醍醐天皇の庇護を受け、後に国師の称号を賜った。つまり天皇の先生であるということだ。
その後寺はさびれていたが、一休宗純が再興し、堺の商人たちの援助で現在の豪壮な堂宇を築いた。とにかく広い。
本坊は通常拝観できないが、たまたま一般公開されていた。知らなかったがラッキーであった。本坊についてはあとで記す。
この大徳寺には戦国時代以後、主要大名たちがそれぞれ塔頭(たっちゅう)を建てている。いま残っているのは24カ所ほどらしい。そのうちのいくつかが一般公開している。塔頭というのは大徳寺に属しながら独立した寺のようである。だからそれぞれが拝観料を取る。
最初に入り口に近い、名勝庭園を謳う龍源院という塔頭を拝観。
門から中を見る。玄関で靴を脱ぎ、拝観料を払って中に入る。
枯山水の石庭が三カ所ある。一つ一つを説明するのも面倒なので、写真を並べる。
座敷がいくつかあってそのぐるりを廊下が巡っている。方向ごとにおもむきの違う庭がしつらえてあるのだ。
そして座敷には上がれないが中を、見ることはできる。どの部屋もふすま絵がすばらしい。ただし明かりがないのでとても暗い。
広間の床の間にあった掛け軸。禅寺らしい。
ここは和尚と客が面談する部屋。客は正座しないといけないのだろうなあ。
ちょっと気味の悪い絵。実際はとても暗い。狐の化けた絵らしい。
つづく。
« 高口康太「なぜ、習近平は激怒したのか」(祥伝社新書) | トップページ | ついていけない »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- まだ残っているが(2025.01.12)
- 景色を見ながら(2024.12.18)
- ふるさと懐旧など(2024.12.17)
- ふるさとへ廻る六部は・・・(2024.12.16)
- 玉門関(2024.12.12)
こんにちは。。
いつもあちこち尋ねられていて羨ましいです(^^)
襖の絵、みごとですね
投稿: 藤子 | 2015年10月10日 (土) 16時22分
藤子様
いつもふらふらボウフラみたいですね。
投稿: OKCHAN | 2015年10月10日 (土) 20時06分