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2016年2月25日 (木)

野々村某とおなじではないか

 東京電力が、炉心溶融の基準を記したマニュアルを見落としていた、と五年もたってから公表した。


 見落としていた、と強弁することで言い訳になるとでも考えているのだろうか。そもそもマニュアルの内容を公表していないではないか。公表していれば、誰も気が付かないなんてことはあり得ない。

 こんなもの、最初から炉心溶融だ、と分かっていて、それを誰かが公表を止めさせたにちがいないのだ。

 東京電力の誰が止めたのか、菅直人が止めたのか、もう決して明らかにしないよ、だってマニュアルはようやくいま気が付いたことだから、というわけであろう。

 嘘に決まっているのに、ニュースでは繰り返しこのことを言い立ててこれを既成事実化しようとしている。

 マスコミは東京電力に逆らえない、と良くいうけれど、まことに日本そのものが「裸の王様」だ。

 責任逃れの嘘八百を押し通そうとすること、野々村某とどう違うというのだ。われわれは彼らにバカにされている。

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コメント

こんにちは
私の拙い文章を見ていただきありがとうございます。
確かに東電の所謂”親方日の丸”ぶりには閉口します。
しかし、日本という土壌で電力の民営化(今準備が進められていますが)が上手くいくのか?
多分日本人というものを考えればあまり上手くいかないだろうと思います。
いくらバカにされても日本人は”親方日の丸”の状態に安心しきっているからです。
東電の態度は私も腹に据えかねていますが、日本の土壌を考えれば
どうしようもないとおもいます。暗い話ですみませんでした。
では、
shinzei拝

sfinzei様
電力自由化の問題が名古屋で顕在化しました。
売買電をしている新電力会社が破綻し、名古屋市のゴミ焼却場などで作られた電力の料金が踏み倒されました。
親方日の丸の問題点は問題点として、必要な存在であることは間違いないようです。
問題は経営陣の無能無責任にあるのでしょう。
普通はそれでも大過なく過ごせるのが日本という国ですが、異常事態には最悪の結果をもたらすと言うことでしょう。
高い報酬はこういうときの責任を取るためのものですが、もらい得のままのようですね。

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