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2016年2月11日 (木)

冗談もほどほどにして欲しい

 顔面を興奮で真っ赤にしてわめいている、共和党のアメリカ大統領候補、トランプ氏を見ていると、まともな人間だとは思えない。品位のかけらすら感じられないではないか。

 みんな冗談で彼をもてはやしているのかと思ったら、どうも応援している連中が、本人同様興奮状態になって、本気で彼を大統領にしようと思い始めているらしい。

 アメリカは集団発狂したのだろうか。冗談もいい加減にして欲しい。彼はパフォーマンスで演じているだけで、実際に大統領になれば、まともに国を経営する、と信じられる神経が分からない。それともどうなろうとかまわない、世の中がめちゃくちゃになって欲しい、とやけくそになっているのだろうか。どうなろうといまの世の中よりもマシだと思っているのだろうか。

 ほとんどISと同じではないか。破壊の後にこそあらたな創造がある、というのは革命の論理そのものだ。その前の混沌の恐ろしさを知らないのだ。

 カルト映画はしばしばディストピアを描く。ユートピアが理想の世界であるのとは反対に、絶望の世界がディストピアである。そのディストピアを描いた映画は、ユートピアを描いたものよりはるかに数多く作られているのは何故か。もともとユートピアということばにはこの世には存在しない世界、という意味が込められている。ユートピアが存在しない世界なら・・・却ってディストピアこそがリアリズムなのだ。

 ディストピアの描く狂的な指導者の、なんとトランプ氏に似ていることよ!

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