頭が良くなる注射
朝鮮日報の記事から。
何とかして子供の成績を上げたいと腐心する親をターゲットに、病院が「集中力強化」「頭脳活性化」をうたう点滴注射を売り込んでいるそうだ。ある親に取材したら、一度やってもらったら効果があったようなので、それからは全国テストのたびに子供を連れてきている、そうだ。一回8万ウォン、三日前から毎日一回点滴注射を受ける。
専門家は成分から考えて懐疑的(もし効果があっても簡単に尿から排出されてしまうだろうとみている)で、プラシーボ効果(偽薬効果)だろうとみている。鰯の頭も信心から、ということか。子供も痛い思いを強制されて可哀想に。
ところで成績が良かったとして、実力は上がったことになるのか。こうして進学し、上級学校から社会に出て、ずっと注射を受け続けるのだろうか。社会では間違いなく実力主義だから、そんなメッキは簡単に剥がれる。カンニングと一緒で、一時的に成績が上がったところで、本人の能力が伴わなければ、結局不幸ではないのか。
愚かな親心であり、こんな商売が流行る社会は異常である。
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