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2016年4月27日 (水)

競争があるということは・・・

 マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道について2016年中に覚え書きが交わされることになりそうだという。

 これは中国の一帯一路構想の実現に関わる物として、中国は大変重要視していると中国メディアは伝えている。この路線についても、インドネシアと同様、日本との受注競争になるだろうと予測し(その通りだろう)、成長を続ける東南アジア市場で、将来に向けて実績を残しておきたい両国はふたたび激しい競争となるだろうという。

 そのあとがあっと驚く意見であった。

「競争が生じている事実から、双方の実力は互角」と主張したのだ。

 うっかり見逃すと、そうなのか、と思いかねない。中国の国民はそうとしかとらないだろう。このアクロバティックな中国的論理の奇妙さは、論理を越えた不条理の論理だとわたしは感じるが、そう思う方が変なのか。

 実力が互角だと、互いに競えば競争になるのはたしかだ。しかし互角でない勝負を、金に物を言わせて強引に押し切ったインドネシアの高速鉄道の受注競争が、実力が互角であったことの証明になど絶対にならない。

 インドネシアではいまだに工事の全面的な着手が始まっていないという。たぶん今度のマレーシア-シンガポールの高速鉄道計画でも、中国はおなじように札びらで押し切ろうとするにちがいない。

 インドネシアも、日本に発注しておけば良かったと思っていると考えたいが、ジョコ大統領の懐があたたまった見返りだろうから、どうしようもない。しかし中国が次々に約束やぶりを始めているから、ジョコ大統領への批判は次第にわき上がっているようだ。命取りになるかも知れない。

 アルゼンチン沖などで違法操業を繰り返し、国際警察から手配されていた中国漁船が、インドネシア沖でやはり違法操業をしたため、インドネシア海軍は警告発砲した上で拿捕した。

 それに対して中国政府がインドネシアにこう申し入れた。

「国際法にもとずく国際ルールを遵守することを要求する。中国船の航行の自由を保障し、船員の安全と権益を守れ。船員たちの早期釈放をしろ」。

 この漁船はアルゼンチンの取締船に体当たりして逃げており、インドネシアでも体当たりをしてきたために警告射撃を受けることになったという。

 (朝日新聞の大好きな)中国の論理の面目躍如ではないか!

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コメント

豪州の潜水艦も、首相が親中に変わり親中の仏になりました。
目先のもうけにこだわらず中国・韓国とかかわらないほうがよいかと思います。
かかわればかかわるだけ利用されるだけです。
衣食足りても礼節は期待できない国です。

けんこう館様
中国は自分が競争に勝ったかのように喜んでいますね。
オーストラリアは中国の経済に振り回されているのに、いまだに中国に執着があるようです。

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