よしなしごと
韓国の若者の失業率が高いとしばしばニュースで聞く。ところが中小企業は求人難なのだそうだ。大企業と中小企業の給与格差は日本以上に大きいらしいから、みな大企業を望むのであろう。当然中小企業は求人難となり、若者の失業率は全体として高くなる。中小企業の方がずっと件数も多いし、労働者数も多いのだから、当然の結果だろう。
韓国の教育熱の高さは日本の上を行くというから、よく勉強するのだろう。そして高額な教育費は家計の大きな負担になっている。そこまで無理をして仕込んだのだもの、親は大企業に勤めてもらいたいと思い、頑張って勉強してきた子どももそれに応えようとする。中小企業なんかに就職できないわけだ。
中小企業を勤め上げた私から見れば、つまらないこだわりだと思うが、韓国にはそのような文化が根柢にあるようで、特にブルーカラーは蔑視されやすいなどと聞く。額に汗して現場で働くと云うことは下層階級の仕事と見なされるのだ。知識人はそんなことは恥ずかしくて出来ないのだ。
そんなおかしな階級意識のない日本に生まれて本当に良かったと思う。日本では優れた職人は昔も今も尊敬される。韓国では考えられないらしい。
こうして激しい競争に勝ち残った優秀な若者が大企業、つまり韓国では財閥企業に集まるのだから、韓国の大企業は強いだろう。しかしメーカーなら、現場でものをつくる人が優秀でなければ、いつかは頭でっかちとなって破綻する。大丈夫か韓国。
国連事務総長の潘基文が、韓国で次期韓国大統領に立候補することを示唆する発言をしたとして、国連のブリーフィングで記者団につるし上げになっているという。
事務総長の任期が終わったあとならいざ知らず、総長としての権限のある任期中に、そのような政治的発言をすることを非難されるのは当然だろう。この人、どうも人間的に軽い。いままでも韓国寄りの発言を繰り返して日本を非難してみたりして、国連事務総長として中立性に欠けている。日本人なら却って日本に厳しい態度をとるだろう。国民性なのか、ご当人の資質なのか。こんな人が次期韓国大統領になったら、韓国はますますこれから大変だろう。そういえばこの人も確か中国贔屓だ。
本日は定期検診の日。今回はほとんど摂生していないので、検査結果は悪いと覚悟しているとはいえ、ちょっと不安。
誰も知りたくないだろうが、結果は今晩報告予定。
« 無明から無明へ | トップページ | また、よしなしごと »
「ニュース」カテゴリの記事
- 意見の相違(2022.06.25)
- 諸刃の剣(2022.06.23)
- 気になる数字(2022.06.21)
- ニュース雑感・国会関連(2022.06.02)
- ニュース雑感・朝鮮半島(2022.06.02)
おはようございます。
私の知っているあるアニメーターの方のお話なのですが、かつてその人が技術指導のため韓国に行った時
驚いたのは韓国人の技術への軽視だったと言います。
考えてみますとどうも韓国という国はなんとかしよう、という気持ちがあるようなのですが、
いまひとつそれを実行に移すということができないようです。
そもそも朝鮮では技術者より知識人の方が優遇されましたからそうなのでしょう。
だとしましたらこの技術軽視は韓国の発展に水を差すだろうと思います。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2016年5月30日 (月) 07時06分
shinzei様
私は自分がそれほど韓国のことを知らないのに、今回も韓国について書いているので、shinzeiさんにどう思われるだろうか、と思っていました。
間違ったことを言ったのではないらしいことを今回のコメントで知って安心すると共に嬉しく感じました。
投稿: OKCHAN | 2016年5月30日 (月) 07時31分
奴隷制度があった国では、働くということの意味が違うのでしょうか。
現在の国連事務総長は、立場を利用した韓国人贔屓の人事が多いようです。
不正を正すより、不正する側に行きたいと思う人が多いのかもしれません。
投稿: けんこう館 | 2016年5月30日 (月) 11時13分
けんこう館様
奴隷制の問題というよりも、儒教的な思想が背景にあると云われています。
特に韓国の場合は身分制度の中で両班という階級がありますが、文人と武人の両方を指すものの、文人のほうが厳然と上位であるとされてきました。
その両班たちだけが漢字が書けて読める人々で、支配階級の証でもありました。
大学を出ることは、その支配階級になることにつながるとの思いがあるのでしょう。
両班の人々以外はほとんど文盲でしたから両班からは侮蔑されてきました。
韓国で識字率が急激に上がったのは、日本の統治時代であることがよく知られています。
ハングルの意味もここから見ると違って見えます。
なぜ漢字が廃止されたのかも。
投稿: OKCHAN | 2016年5月30日 (月) 11時48分