新日本風土記
NHKBSで放映している「新日本風土記」をときどき観る。自分の知っているところ、行ったことがあるところ、行ってみたいところのときに録画しておく。
テーマ音楽がすばらしく、毎回それが流れるだけで涙ぐんでしまう。最初に必ず松たか子が、「風の中に土のにおいを見つける。日本を見つける」と、つぶやくように語る。これもいい。その瞬間、私も風を感じ、土のにおいを感じる。
NHKの錚々たる面々が交替でナレーションをする。それもいい。特に好きなのは高橋美鈴アナウンサー。
今回のテーマは常磐線だった。東京と仙台を結ぶこの線は、東日本大震災で寸断された。通勤客の多い東京に近い地区の人々のいろいろな人生のドラマを垣間見せたあと、宮城と茨城の人々の常磐線に対する思いが紹介されていた。早く復旧して日常を取り戻してもらいたいものだ。常磐炭鉱の没落のあと、あの常磐パラダイスのフラダンスによって復活した姿の中に復旧復興のモデルがあるような気がする。
しかしいつも思うけれど、みんな明るい。いつまでもめそめそしないで前向きに生きている。生きていくためには気持ちを奮い立たせなければならないし、そうすることで力も湧いてくるのだろう。なんとなく鬱々とするときもあるけれど、そんな人たちを見ると、自分はなにをくよくよ考えているのか、と気づかせてもらえる。
こういう番組を見ていると、行きたいところだらけになってしまうが、思い立ったら行けばいいし、今ならいけるのだ、と思うと楽しくそして嬉しくなる。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 信じられない(2024.10.03)
- 優先順位の問題(2024.10.03)
- チダイ(2024.10.03)
- まだつぼみはあるけれど(2024.10.02)
- 気がつかなかった(2024.10.02)
コメント