ストレス
考えたくないのに、ついそのことばかりを考えてしまうというのがストレスのようだ。わずらわしいことでも、本当に必要なときだけそのことを考えるように出来ればけっこうしのげる。体はストレスに対して反応するらしい。一種の防御反応なのだろうが、原始時代なら一時的なことが、今は無数に持続的に大量のストレスが降り注ぐ。
そうなるとストレスに対する体の防御反応が過剰反応を引き起こし、却って体に大きな負荷になり、ときには命取りになる、というのがNHKの番組「キラーストレス」で知ったことだ。
適度なストレスは人間に必要だ、ともいう。確かにストレスが全くない状態というのはある意味で不活性な状態で、死んだ状態に似ている。生きて生活していればさまざまな些事が押し寄せて、その煩わしさはストレスとなる。人間関係などそのもっともわずらわしいものではないか。
絶海の孤島に独り暮らしをしていれば、食うに困りさえしなければストレスはないかもしれない。ときに人はそれを夢見る。私がときに一人で北へ旅に出るのも、そんな思いからかもしれない。寅さんがさすらうのもおなじ理由だろう。
でもその寅さんも、夜汽車の一人旅から見える野中の一軒家の明かりの下に暮らす家族を夢見る。そんな時に淋しさが寅さんを襲う。人はそういう生き物なのか、それともそれを味わいたくて一人旅をするのか。
それほどわずらわしいのに人はストレスの中に身を置く。生きていくために必要だと諦めている。ところがそのストレスが人間を傷つけるという。
そのストレスに強い人と弱い人がいるらしい。ときに弱い人は精神疾患にまで追い込まれるという。ストレスによる自家中毒のようなものか。
今はリタイアしたが、在職中は営業という仕事をしていた。これは考えようによってはストレスフルな仕事である。ときに自分自身を別の自分、演技している自分(by先輩)として考えないと乗り切れない。いやなこと、やりきれないことを役割としてこなさなければならないことも多いからだが、これは営業に限ることではないかもしれない(ほかの業務をしたことがないから知らない)。
だからストレスに正面から立ち向かうのではなく、それをやり過ごすことには普通の人より長けているという自信はある。ところが個人的なことでそのストレスに直面しなければならなくなって、得意のやり過ごし戦法もうまく出来ない事態となった。
意気地のないことに、夜眠れなくなった。眠るために酒が欠かせなくなり、体も変調を来した。昔なら、ストレスで不調などという人間を笑い飛ばしていたのに、情けないことである。
そんな自分が、今回の旅の温泉でただひたすらぼーっとしていたら、なにかが吹っ切れたらしい気がする。ようやく元の自分を取り戻せたのではないかと思っている。やはり一人旅は私にとって特効薬なのかもしれない。
今日帰る。
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おはようございます。
私もストレスが原因で血便を出してしまい、最初は「痔か直腸癌か?」と焦りました。
しかし医者で診てもらったところ直接的原因が見当たらない、ということでこの診断に
なりました。つくづくストレスは怖いものです・・・。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2016年6月21日 (火) 07時09分
shinzei様
おなじことが人によって大きなストレスになったり、何でもないことであったりするようです。
ときに結婚や昇進のように、人に喜ばれるようなことが大きなストレスになると言います。
受け止める側の問題だとしたら、それをやり過ごすテクニックもあるのかもしれません。
投稿: OKCHAN | 2016年6月21日 (火) 08時02分
森田療法の入院治療の初期に 『絶対臥褥』 とう時期があり、なにもしないでただ寝てるだけでというのがあります。 それを体現されてる気がします。
投稿: けんこう館 | 2016年6月21日 (火) 09時50分
この手の番組私も興味があり観ていました。
人間の体のメカニズムの妙に驚かされますね。
その複雑な仕組みは場合により壊れてしまうということも
ある、ということがわかりました。
世の中が複雑になれば壊れる人も多くなるということでしょうね。
投稿: おキヨ | 2016年6月21日 (火) 12時12分
:けんこう館様
確かに横になって本を開いたままぐっすりと寝ています。
ふだんはめったに昼寝などしないのですが・・・。
時間がもったいないというのを忘れると、とても心が安らぎますね。
投稿: OKCHAN | 2016年6月21日 (火) 14時45分
おキヨ様
ストレスに耐性がある人が強いとばかりはいえないような気がします。
繊細さを持ちながら、それを受け流すような人でありたいと思っています。
鈍感な人は苦手ですし、自分はそうでないと思っているのですが・・・。
投稿: OKCHAN | 2016年6月21日 (火) 14時48分