里山の記憶
ウィンドウズの壁紙に使う写真をときどき換える。自分なりに良く撮れていると思うものを選ぶのだが、思ったほどではなくて、すぐお役御免になるものもあり、それほどでも無いと思ったけれど、たまたま選んだらとても気にいってずっと使い続けたりすることもある。
最近まで使っていたのはこの写真。
新潟県村上市の瀬波温泉で撮った。三面川は鮭漁で有名である。ここで獲れた大ぶりの鮭に塩をして寝かせたあと、こうして干し上げる。水分の抜けた鮭は一年中食べることが出来る。少し酒を振りかけて食べるとなおよろしい。
つい先頃から次の写真に換えた。
これは合掌集落で有名な白川郷で撮ったもの。あえて合掌造りの建物を入れないようにして撮った。この景色に幼少の頃の記憶がよみがえって、それを写真に残したかったのだ。
父の仕事で三年ほど、いまでいう典型的な里山の中で暮らした。周りは田んぼと竹藪、池があり、神社がすぐとなりにあった。春には父は近くの山に入って山菜を山ほど採り、ときには一緒にセリ採りをした。池は小さなため池で、当時は垣根など無い。近所の子どもたちとよくザリガニ釣りをした。
母にするめを少し切り分けてもらい、それを白い木綿糸でむすび、笹竹を釣り竿にして釣る。面白いように釣れて、たちまちバケツ一杯になる。するめがないときには、蛙の脚を餌にするが、するめほどには釣れない。
そのザリガニの頭を取り去り、茹でたり味噌汁の実にして食べた。
父の採ったゼンマイやワラビ、そして自分の獲ったザリガニ、香ばしいセリの味がこの景色を見たときによみがえったのだ。
今のところこの写真も気にいっている。
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ロマンチックな小説を読んでいるかの様。。
素敵です。
投稿: 藤子 | 2016年7月14日 (木) 12時40分
藤子様
里心をつけてしまって申し訳ない。
いまは日本にもあまりなくなりつつある景色ですね。
いや、景色はあっても、そういうところに人がいなくなっています。
投稿: OKCHAN | 2016年7月14日 (木) 15時08分