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2016年8月21日 (日)

前から考えていることですが

 人間ばかりでなく、生き物にとって水は生存に必須のものである。ところが世界は砂漠化している。地球上に水がないわけではない。地球には海水という膨大な水がある。しかし地上の生き物は海水をそのまま摂取できない。

 アフリカなどでは海からすぐ近くにある砂漠もある(例えばナミブ砂漠など)。この海水をくみ上げてパイプで内陸部へ送り込み、砂漠に散布するか、低いところにため込んだらどうだろうか。乾燥し、高温で太陽が照りつけるなか、たちまち海水は干上がるであろう。海水には大量の物質が含まれている。多くは食塩であるが、それ以外のあらゆる物質がそこに蓄積される。それを工業的に利用できるであろう。

 本来の目的は太陽熱による水の循環促進である。砂漠で気化した水蒸気は雲となり、雨となって降り注ぐ。海上に降るのはもったいないから、出来れば地上に降るような風向きの場所を選ぶと良いだろう。

 海水をくみ上げて砂漠に送り込むエネルギーは、出来れば太陽光発電によれば一石二鳥である。しかもそれは砂漠をすこしは冷やすことにつながるから、地球温暖化を食い止めることにもつながる。

 それらすべてを考えれば、このプロジェクトは人類にとって、そして地上の生命にとってとても有用なことではないか。ここにこそ世界が協力することが可能なテーマがあるのではないか。

 こんなことすでに誰かが考えているはずだと思うけれど、いつまでたってもそんな話が聞こえてこない。良い考えだと思うのだけれど。

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