何度も同じことを言う
最近は映画よりもテレビドラマを観ることが多い。たくさん映画を録画してあるので、観たい映画もたまっているのだが、ドラマは生ものに近いから、そちらを優先的に見ることになる。
観るドラマは、NHKかBSNHK、そしてWOWOWのドラマがほとんどなのだが、最近あの「相棒」シリーズの再放送を見始めたら、面白くてやめられない。メーテレ(名古屋テレビ・テレビ朝日系)のウイークデイに毎日放送しているので、それを録画しておき、CMを跳ばしながら観る。スペシャル版は不定期に土曜日に放送される。
ときどきは観ていたドラマのつもりだが、ほとんど初見である。もし一度観たものでも見始めると、犯人を覚えていたとしても最後まで観てしまうのは、それだけ面白いということだろう。
民放のドラマはCMだらけだ。CMを跳ばしながら観ていると、いかにCMがドラマを楽しむ妨げになっているのかがよくわかる。それと、「相棒」の初期のシリーズと、比較的あたらしいシリーズのドラマの長さが違うことがよくわかる。CMの長さが大きく違うためだ。CMが番組をますます大きく浸食してきている。
番組をリアルタイムで観ない人が増えているので、視聴率の統計的な意味がなくなりつつあるという話は、だいぶ前から言われていることだ。これはみなが忙しいこともあるが、あまりにCMが氾濫して、それにみんなうんざりしているからではないのか。息子も娘もたいてい録画してCMを跳ばして観るという。若い人の多くはそうしているのではないか。
CMはもうターゲットを、暇をもてあましている主婦と老人向けに絞る方が良いのではないか。
「相棒」シリーズばかりではなく、ミステリー風のドラマは総じて面白い(恐るべき駄作も多いけれど)。NHKBSやWOWOWで紹介される、特に海外のミステリーはたいてい面白いが、涙を呑んで観るものを絞っている。人気のあった民放のミステリードラマのシリーズは、昼時間の穴埋めにいろいろ再放送されている。見始めたら切りがないけれど、沢口靖子の「科捜研の女」なんかは面白そうだ。いつか時間が許せば観たい気はする。
あーあ、これでは録画しただけでまだ観ていない映画は、いつ観ることになるのだろう。
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こんにちは。
お暑うございます。
「科捜研の女」は再放送で結構観ております。
「相棒」は時間的に(夕食の支度)無理なので今は観ておりません。
録画すればいいのですが、録画した映画も溜まっていて・・・。
投稿: マコママ | 2016年8月 7日 (日) 14時58分
マコママ様
どらまは丁寧に観ていると時間がいくらあっても足りません。
海外の面白そうなもの(今は「リゾーリ&アイルズ第6シーズン」「コールドケース 迷宮事件簿」「ブラインドスポット タトゥーの女」を観ています)、日本のものではNHKBSで「伝七捕物帖」「真田丸」、WOWOWでは「沈まぬ太陽 第二部」と、ずいぶん絞っているつもりでもけっこう観るのに忙しいです。
本当に映画を観る時間がありませんねえ。
投稿: OKCHAN | 2016年8月 7日 (日) 15時40分