オバマ大統領が中国を訪ねるらしい
少し前のブログで、習近平国家主席がオバマ大統領に首脳会談を要請したらしい、と書いた。そのような情報があったからだが、そのときは習近平がアメリカを訪問するように受け取っていた。しかし実際に決まったのは、9月はじめにオバマ大統領が中国を訪問して首脳会談をすることのようだ。
中国は経済的にも外交でも追い込まれる立場にあり、巻き返しに躍起のようである。習近平は打開のための点数稼ぎを模索しているところだろう。大統領選挙前のオバマ大統領と会談しても、特段の成果があるとは思えないが、もしかしてウルトラCがあるかもしれない。
それが北朝鮮の金正恩排除とTHAAD配備撤回を天秤にかけた提案である可能性はまだ残っているのではないか。
もしそんな提案があったら、オバマは受け入れるのだろうか。
金持ちは続々と海外へ逃亡したり資産を国外に移していて、中国の外貨は公表されているより目減りしているのではないかといわれる。当然元安が進むことになるが、そのことで輸出が楽になるはずなのに、輸出は減り続けている。いろいろな要因で中国全体の資産が減り続ける方向にある。そうして中国経済が落ち目になると生活にも悪影響が出るから、国民の不満のエネルギーがたまる。
中国の体制批判に対しての情報管制と批判者に対する拘束はエスカレートしているようだ。今中国にいる外国人も次第に自由がきかなくなるような気がする。
尖閣周辺海域への波状的な漁船や艦艇の侵入は、経済不安から国民の目を逸らすためにエスカレートしていくかもしれない。不測の事態が起きないか心配である。
なんだか次第にきな臭くなっている。
中国は輸出重量は伸びているのに輸出額は減っている。つまりダンピングによる廉価販売をしているということだ。だからアメリカやEUからダンピングに対する制裁課税が次々に掛けられはじめた。中国は多くが国営企業だから安値販売をしても会社がつぶれことは、ほとんどない。国営企業がつぶれるのは、つまり政府がつぶれるときである。そこまで突っ走るつもりなのだろうか。
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