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2016年8月28日 (日)

日韓通貨スワップ再開検討で合意

 日韓の財務会談で、韓国側からの申し入れにより、スワップの再開を協議することで両国は合意した。

 会談の前から麻生財務大臣はスワップ再開に前向きの発言をしていたので、予想外の合意というわけではない。

 1990年代に韓国が通貨危機によってデフォルトの危機に陥ったとき、金泳三大統領から橋本首相に救済の懇請があり、急遽スワップの設定が行われ、円の後ろ盾、つまり日本政府が債務保証をした形となって韓国は危機を回避することができたことは、韓国国民以外にはよく知られている事実だ。

 その後、韓国は急回復、急成長を遂げ、国際収支の劇的改善により、外貨保有額が増えている。日韓のスワップについては、期限の延長を日本側が提案していたが、日韓関係が冷え込んだことを期に韓国側が拒否、日本側の再三の念押しに対して、韓国側は木で鼻をくくる回答が続き、完全にスワップは解消した。

 その間に韓国は中国と巨額のスワップ協定を結んでいる。

 あのときの韓国政府や韓国マスコミの日韓スワップについての物言いはどのようであったか。

 あたかも日本側の都合で結んでいたスワップだから、日本政府が理不尽であるからスワップの再延長など韓国は応じられない、といったのだ。

 強い国が弱い国に対して援助したことを恩着せがましく言い立てることはとるべき態度ではない。だから日本政府は韓国の対応に沈黙を守り、「そうですか」という姿勢を貫いた。

 あのときの韓国の態度は忘恩の国だなあ、と思わせるものであった。韓国民は日本に助けられた、などということは知らされていないのであろう。知っていて国を挙げて忘恩ということはまさかあり得ない。

 それにしても日本の念押しに、にべもない拒否をした韓国が、その舌の根も乾かないうちにスワップ再開の申し入れをしてくるというのは信じられないことだが、それが韓国という国なのだろう。

 韓国では、今回も韓国が日本に申し入れをした、ということが国民に伝わっているのだろうか。またぞろマスコミは事実をねじ曲げてあたかも日本がお願いした、というように報道しかねない。

 恥知らずにもほどがあるが、悪の国の日本に対しては何をしても恥にはならないのだろう。それと、そこまで韓国は経済的に追い込まれているということの証なのかもしれない。

 プライドを持つということ、それを美学と考える日本と、そんなものが通用しない苦難の歴史を歩んだ韓国の功利的な価値観の違いを強く感じさせられる。

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コメント

国内問題に他国を巻き込むのがお家芸の韓国にいつまでかかわるのでしょうか?
少女像、捏造反日教育、竹島占拠など、どこまでもお人好しの日本です。

けんこう館様
スワップについて今韓国で報じられているニュースを整理して、明日もう一度言及してみたいと思っています。

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