天罰はくだらないか?
神様すら信じなくなったのだから、天罰など信じない。天罰は、天罰を信じるものにしかくだらない。数少ない天罰を信じるものは、あまりの世の中に天罰がくだるのではないかと思うが、天罰を信じないものには天罰はくだらない。わるい奴ほどよく眠るのである。
昔は悪人も天罰を信じた。自分の犯した悪におびえた。そうして悪は露見した。天罰はくだったのである。
こうして天罰がくだらなくなったことをいいことに、悪がはびこってとどまることを知らなくなっていく。世の中がどんどんわるくなっていく。
真っ当な人々が衰退し、減り続ければ悪はそこから収奪することができなくなる。やがて世界そのものが衰退する。こうして神様は時間を掛けて天罰を下すのである。
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