大雨
名古屋の北側の郊外に住んでいる。マンションの窓から見ていると昼頃からどんよりと黒い雲が空を掩い、断続的に強い雨が降っている。テレビの雨雲レーダーの様子と雨の強さが相関しているのを感じる。当たり前なのだけれど。
名古屋駅から10キロあまりしか離れていないけれど、名古屋駅の雨風の様子と自宅から見える雨風の様子がだいぶ違う。不思議なものだ。
この地区は、雨がこれから夜半まで強く降り続くと予報されている。風はときどき強く吹くがまだたいしたことはない。これから台風の接近とともに急に強くなるのではないかと思う。
ベランダの排水溝や排水口は八月に掃除した。多少のゴミでも大雨でたちまち詰まる。ベランダにゴミの元になるものがないようにしてある。これで心配なく外を眺めていられる。
台風で被害を受けている人は大変な思いをされていることだろう。他人事ではないのだが、なんとなく大風や大雨を眺めたい気持ちもあるのは否定出来ない。冠水した道路を長靴の中にまで水が入るのもかまわず歩いた子どもの時と同じ気持ちがある。
危ないところには近づくな!と繰り返し警告されているのに、出かけていって被害に遭う人のなかにもそんな気持ちがあるのだろう。そもそもテレビのレポーターの大雨大風の中でのレポートにも、そんな異常気象を自慢そうに語り、楽しんでいる気配がうかがえないこともない。そしてそれを見ている我々の心にもそれはある。大げさに言うわりにたいしたことがないと、突っ込みを入れる人は多いことだろう。レポーターも残念そうである。
安全な場所にいながら危ないものをわくわくしながら見る気持ちは、被害を受けている人たちには腹の立つことだろうが、抑えられないものがある。大きな事件や災害のスクープの視聴率が高いのはそういう理由だろう。
さあ、台風は今どこだろう。だいぶ風が強くなってきた。
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