眠れないわけ
昨晩、眠りについてすぐに目覚めてしまい、そのあと眠れなくなった。眠れなければ眠くなるまで起きているというのが私の睡眠法なので、プリントアウトしてある内田樹老師の古いブログ(2008年のもの)を読んだり、音楽を聴いたりしていた。そのあと数独パズルをしてもまったく眠くならない。きりがないので電気を消して目をつぶった。
眠れないのにはわけがある。今晩息子が仕事を終えたあと、出張で名古屋に来る。それが嬉しくて眠れない、というわけではない。
今度の日曜日、台湾へ行った友人達と城崎へ蟹食い旅行に行く。それが嬉しくてわくわくしているけれど、それが理由でもない。
昨日は係争中の案件で裁判所に提出する書類(陳述書というのだそうだ)を作成し、それを弁護士事務所で弁護士に提出して添削してもらった。大筋では良くできているとの評価だったが、細部についていろいろ助言があり、それを元に最終稿を再作成することになった。そのときに今後の見通しをいろいろ聞いたけれど、どうも今回裁定をする裁判官はかなりくせ者らしく、あまり楽観的ではないようだ。本来なら一度で(前回だけで)すむはずが、あと二回は必要になりそうだという。正直うんざりである。
相手を慮り節度を持った書き方をした文書が、却って正しい裁定を得られなくなるおそれがあるという。助言では、相手を斟酌した文言はすべて削除、こちらの主張したい部分はより具体的に、さらにデフォルメすることが求められる。
この世界(法曹界)というのは私にはなじめない世界であることを毎回思い知らされているけれど、今回も強くそれを感じた。礼節を欠いているように見えて嫌いである。
そのことを反芻したわけではないが、それが眠れない理由だったのかもしれない。医師に処方された精神安定剤を飲むかどうか迷いながら暗闇で輾転反側。あけがたになってから短時間ながら爆睡。
本日は皇太子妃雅子様の誕生日だそうだ。心身の過労も多少は良くなっているらしいことはめでたいことである。それにしても愛子様の痩せた姿は多少気になる。他人がそう思うのだから、親ならいっそうのことであろう。摂食障害だなどという憶測も飛んでいるらしい。
思春期に入り、身長が伸びて痩せたように見えるということもある。身体が劇的に変化するときだから心にもいろいろ波風が立つだろう。それでなくとも芸能レポーターのような人たちが騒ぎ立てているからわずらわしいに違いない。
「愛子様、いまのお気持ちは?」などとほとんど無意味でバカ丸出しの声をかけるレポーターの声が画面から聞こえてきた。こんなレポーターは即刻別の部署に換えるべきであろう。相手に対する敬意も心遣いもない本当の愚かな人間だから、人の心を開かせてレポートをする能力などかけらもないことが分かるではないか。中学生の少女に向かって「お気持ちは?」とはなんたる質問か。それを何とも思わずに流すテレビ局も異常だし、それを見ているわたしたちも変だ。
天皇陛下の退位の問題がいろいろ検討されている。有識者達も退位を前向きに検討しているようだし、国民の多くも賛意を示しているという。しかし私は今のところ退位には賛成しかねる。天皇という役割は自ら望んでなるものでないものであり、それは同時に自ら望んで下りることのできない役割だと思うからである。
その職務が遂行困難であったら摂政を置くという方法があるのだから、そうすれば良いと考える。現に大正天皇が職務遂行困難なために、昭和天皇は摂政として代行をされた。それは天皇という仕事に対しての予備訓練でもあるから、皇太子にとってもいきなりその役割になるよりも良いことではないのか。その間に天皇陛下からいろいろアドバイスももらえるであろう。
もし天皇という役割を自らの意思で下りることが可能ならば、皇太子という役割も下りることができることになる。皇太子殿下は家庭思いのお方である。彼が皇太子であることが妃殿下の雅子様や娘の愛子様の精神的な負担になっていることは誰もが承知していることではないのか。もしそのような負担がなければ、彼女たちがより明るくいきられるかもしれない、と皇太子殿下が考えることも可能性としてあるではないか。
皇室という存在はそういうものとは相容れないものであろう。そう思えば安易に生前退位(イヤな言葉である)などを軽々に論ずるべきではないというのが私の考えだ。
朴槿恵大統領の進退問題は、韓国という国を挙げてのショーの様相を呈している。証人喚問の様子を映すテレビのニュースを見てそう感じた。人出の多いお祭りのようである。踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊りゃにゃ損々、とばかりに国民あげて盛り上がっている。それを眺めているこちらも、いささか腰が浮き加減手が動き出し掛けていないことはない。
友人のひとりが、いったい朴槿恵という女性がどれほどのわるいことをしたのか良くわからない、と言っていた。そんな風な見方をする彼を面白いと思う。全員が非難するとき、待てよ、それほどのことか、と立ち止まって考えるのはわるいことではない。
韓国の大統領というのは国家元首であり、ある意味で期間限定の天皇陛下みたいなものであろうか。だからさまざまな特権が与えられている。その自発的な期間終了前の退位を迫る国民がいて、法的に退位をさせるべく動いている韓国国会がある。今のところ摂政らしき役割を置くつもりはないようであるから、韓国は事実上国家元首が空位である。北朝鮮の金正恩が正当な朝鮮半島全体の国家元首として登場を待ち望んでいるのではないか。
次期大統領としていま人気トップの人物は親北朝鮮の人物であるというから全くの荒唐無稽の妄想でもない。慰安婦合意など吹き飛ばされることだろう。何しろ民意優先の国である。この騒動で野党が実権を握り、そのような人物が大統領になったら韓国とは距離を置くことだ。だから朴槿恵がすんなり退陣して良いかどうか、日本のためには考えどころなのかもしれない。考えてもしようがないけれど・・・。韓国のお祭りに浮かれて同調しすぎないことだろう。


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