天井が低い
鳴子のホテルもそうだったけれど、那須高原のホテルも和室。和室は嫌いではない。何しろゴロゴロしやすい。ところが同じ和室なのだけれど雰囲気が全然違う。片方が高級旅館のたたずまいなら、かたや連れ込み宿風である。何が違うのだろう。何しろ那須高原の方は天井が低いのである。しばしば下がっている灯り(ぶら下がっているのである!)に頭をぶつける。鳴子ではもちろん天井にはめ込みだったから広く感じた。天井が低くてしかも頭にぶつかるものがあれば狭苦しくて場末の雰囲気になるのは当然である。
部屋の畳がギシギシいう。廊下の物音がそのまま聞こえる。階下か階上の物音まで聞こえる気がする。作りがいかにも安普請だ。鉄筋コンクリート(懐かしい響き!)なのにどうしてこんなに安っぽいのか不思議だ。外観は鉄筋だが、中は木造?まさかとはおもうが・・・。
温泉は鳴子よりも種類も濃度も上である。ただ、温泉があちこちにいくつもあるのは物珍しいけれどうるさい気もする。それぞれ試してみたいから入浴するのもせわしい。ゆっくり湯治するような雰囲気ではない。
食事はバイキング。料理は美味い。安いバイキングの雑な感じはないからけっこうなのだが、どうしても客は美味いものを食べ損なわないように眼がきょろきょろする。それがなんとなくせわしない。もちろん私も凡人なので眼がきょろきょろしていた。
全体に悪口になってしまったが、比較してのことである。鳴子のホテルはまた行きたいけれど、この那須高原のホテルは二度と来るつもりはない。
外は数センチの積雪。思ったより積もらなかった。関東は土日に平地でも雪が降るという。名古屋も雪が予想されている。今晩は桐生で周御大と歓談する。いつも翌日は二日酔いとなる。その翌日である土曜日と次の日曜日は水上温泉に宿をとっている。その水上は大雪が降り続けているようだ。日本海側の大雪が谷川岳を越えて降っているのだろう。大丈夫だろうか。行くことが出来て降り込められたらもっといることにしようか。ところで懐は大丈夫か?
窓外の景色。那須岳方面は雪雲の中。悪口を書いた後で場所が特定できる写真を載せて申し訳ないが、嘘を書いたわけではない。若い人には居心地の好いところかもしれないのである。
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投稿: ちかよ | 2017年1月13日 (金) 14時09分
ちかよ様
マンション暮らしなのでふだん天井が高い暮らしをしています。
183センチと規格外の身体なので、上から圧迫されるのが苦手なのです。
坐ったり横になればどうということはありませんけれどね。
投稿: OKCHAN | 2017年1月13日 (金) 14時43分