無駄な主張
岸田外務大臣が、竹島は日本の固有の領土であるとあらためて主張したことに対して、韓国外交部の報道官が「日本政府は明白なわが固有の領土である独島に対する無駄な主張を直ちにやめるよう求める」と述べたそうだ。
それぞれが自国の主張が正しいと述べ、相手の主張は間違っていると述べるのはよくある話で、意見が一緒ならそもそも問題は起こらない。
ところでこの報道官の、「間違った主張」という言い方ではなく、「無駄な主張」という言葉に引っかかった。間違った主張に反論するのはいわば当然である。しかし無駄な主張に反論するのはそれこそ無駄ではないのか。そもそも相手は無駄なことをしているのだからつき合う必要はないのである。
反論するのは、相手の主張が「無駄な主張」ではないことを認めていることに外ならないのではないか?などとこの屁理屈屋(私のことである)は考えてしまうのである。
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Chinaの報道官と同じような言い回しですね。
たとえば、
「通貨スワップでなく、通貨保証ならしてあげても良いけどどうしますか?」 というくらいの
態度で接してればよいかと思います。
投稿: けんこう館 | 2017年1月17日 (火) 18時38分
けんこう館様
以前にも書きましたが、日韓慰安婦合意の条件が通貨スワップ再開だったのではないかと私は睨んでいます。
だから合意に反する返礼として、日本政府は通貨スワップの交渉中断を真っ先に決めたのでしょう。
そのことを韓国政府は明らかに出来ないから困っていることでしょう。
だから韓国国民はどうして突然日韓が合意したのかまったく理解できていないのだと思います。
困るのは韓国だけです。
投稿: OKCHAN | 2017年1月17日 (火) 20時56分