放送中止
日本テレビが『バトルシップ』という映画を放映する予定だったが、中止したという。この映画にはエイリアンとアメリカ艦隊が戦うシーンがあり、先日のイージス艦とフィリピンコンテナ船の事故を連想させるからだそうだ。
しばしば映画に現実の事件や事故を連想させるものがあると、公開が延期されたり中止されることがある。確かに犠牲者に対する配慮が必要なことがあるのは理解できる。しかしその事件や事故のことを、話題がホットなうちに映画やドラマにしたいという思いもあるだろう。話題狙いも、時には事件や事故を風化させないために必要なこともある。
そもそも映画の扱う事件や事故が、なにかの事件や事故を連想させるのは当然なのである。まったく今までに類似の事例のない事件や事故はない。あるのは犠牲者の違いとその数だけである。
それなら現実の事件や事故を連想させることを理由に放映を中止していたら、事件や事故のシーンのある映画やドラマは放送することが出来ない。戦争映画は間違いなく戦争を連想させる。それも放送を中止するのだろう。
それにしてもエイリアンとの闘いという、これこそ前例のないものが事故を連想させるから放映中止とはどういうことだろう。フィリピン船籍のコンテナ船はエイリアンか。
日本テレビはクレームがあることをそれこそ「連想」して配慮したのであろう。そのクレームに対するおびえは過剰というか異常である。それほどクレームが異常なのか、それともクレームに対する恐怖が自家中毒を起こさせているのか。
マスコミの自主規制も限度を超えて、ほとんど戦時中の検閲に近いように見えてしまう。それを生んでいるのは正義の味方のクレーマーか、放送局自身か。
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先日、百田尚樹氏の一橋大学での講演が学内の反レイシズム(自称)団体などのクレームという嫌がらせのため中止になりました。中止に追い込まれた主催者の学生が気の毒です。
正義の味方を標榜する人たちは言論で戦わずに、言論そのものを封殺しようとします。
投稿: けんこう館 | 2017年6月21日 (水) 10時24分
けんこう館様
そういう人たちに、戦争中パーマをしているからと公衆の面前で髪を切ったり、もんぺをはくことを強要して金切り声を上げていたおばさんたちが重なります。
正義を名目に言論を選別するの人びとは、正義を旗印に戦争に突き進む人とうらおもてで、実は同じ人だと思っています。
投稿: OKCHAN | 2017年6月21日 (水) 11時16分