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2017年7月 3日 (月)

私が胡散臭く見えたのだろう

 先日のことである。秋に友人と中国旅行に行くための情報を知りたくて、某旅行会社の名古屋駅前の窓口を訪ねた。蒸し暑い日で、所用のあった場所から約30分かけて歩いてたどりついたので汗をびっしょりとかいた。店に入るととても冷房が効いて気持ちが良い。

 新婚旅行の打ち合わせ中らしき客と、旅行の相談をしているサラリーマンの二組だけで、これならすぐ話が出来ると安心した。しばらくご無沙汰しているがここは人気があって待たされることが多い。

 ほてった体を冷房で冷ますために坐っていたが、パーテーションの中に二、三人いる気配なのに誰も出てこない。応対中の女性が、お客さんだよ、と声をかける様子もない。ようやく一人大きなマスクをした女性が出てきたが、忙しそうになにかしていてこちらには目もくれない。そのとき一人の男性客がせかせかと入ってきてその女性に声をかけた。

「ここで新幹線の回数券が買えますか?」と尋ねている。その女性はちらりとこちらを見てからその客と応対を始めた。まあ簡単な要件らしいからすぐすみそうだし、それが終わったらこちらも声をかけようと待つことにした。むかしはそんなことはなかったけれど、いまは客から声をかけないと待っていると見做さないらしい。私は気持ちよく涼んでいるので特に腹も立たない。こちらは忙しい身ではない。

 男性の求めようとした回数券は特殊なものらしく、やりとりのあと「ここにはないらしいな」とつぶやいて出て行った。調べているあいだ客を立たせたままだし、調べ方がぞんざいで不満らしい気配を感じた。

 ようやく私から声をかける。「雲南省に友人達と旅行に行きたい。ついてはツアーがあるかどうか、なければ三人での旅行の計画を組んで見積もりをしてもらいたい」。

 「雲南省?」とマスクの彼女は眉をしかめて言う。「代表的な都市はどちらですか?」と訊くので「昆明、麗江、大理かな」と答えると、「大連?」とまた尻上がりに言う。「大連ではなく大理です」と答える。大連は雲南省にはない。そもそも雲南省そのものを彼女は知らないらしい。

 「最近は中国旅行のお客さんが少ないんです」。(知っています。でもまだまだたくさん行く人はいますよ、お嬢さん)と内心で思った。そのとき女性がはげしい咳をした。「大丈夫ですか?」、にこりともせずに「大丈夫です」と答える。夏風邪をうつされるとかなわない。汗が引いて濡れたシャツがひんやりしてきているのだ。

 キーボードを叩いて「そんなツアーは名古屋発も関空発もありません」と云う。彼女は勝ち誇ったように「ほら!」と画面を見せた。立ったままなのでよく見えない。しかしないというからないのだろう。それは分かった。しからば希望先を言うので見積もりを・・・と言いかけるといかにも面倒くさそうに「そうなると飛行機の手配、ホテルの手配、ガイドの手配とそれぞれに手数料が必要です」、(それも分かっていますよ、お嬢さん、だからその見積もりをして欲しいとこちらはお願いしているのです)と心の中でつぶやいたけれど、ついにマスクの女性は「お座り下さい」の一言を言わず、調べるつもりがないことを全身でアピールしている。

 彼女は調べるつもりがなく、分かる人に代わることもせず立ったまま黙っている。こりゃダメだ。いつから旅行会社が客の旅行見積もりを平然と断るようになったのだろう。

 腹を立てるよりもなんだかがっかりして「そうですか、ありがとう」と言ってあきらめた。

 仕方がない。今度は競合会社のクラブツーリズムにでも行ってみよう。それにしてもJ××も落ちたものだ。

 たまたまこの女性がものを知らなかっただけだと思うが、それなら誰かに替わればいいし、マスク越しとはいえ客に咳を浴びせるのも客商売ではまずいだろう。それなら休むべきだ。しかし何より、私が彼女にとって胡散臭く見えて、客とは見做されなかったらしいことがショックであった。以前この店で私の雲南省旅行を手配してもらったことがあることも伝えているのに、それを調べようともしてもらえなかった。嘘じゃないのに!

 時間が経つごとにだんだん腹が立ってきたのでつい書いてしまった。

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コメント

おはようございます。
先日はつまらない私の教育論をご笑覧いただきありがとうございます。
私も本を買いにソウルに行こうとしてそのことを周りに言いましたが
「今あの国に行くのはやめたほうがいい」どころか「お前は馬鹿か?」という態度を取られむっ、としました。
韓国といい中国といい、行こうとする人はそういう態度を取られてしまいますね・・・。つくづく嫌になります。
では、
shinzei拝

shinzei様
イラクやシリアやトルコならいざ知らず、中国や韓国は別に行くのに躊躇するような国ではありません。
行きたい人は行けばいいし、現に行く人はマスコミで言うほど減っているわけではありません。
ただ、今回の件は、たまたま窓口の女性がお粗末だっただけだと思います。

こんにちは。
 旅の計画は楽しみですよね?
それが水をさされたみたいでちょっと頷けませんね。
それも大手の旅行社で・・・。
 お節介ながら名古屋に「ワールド航空サービス」の支店があると
思います。妹がいつも利用している旅行社で私も初めて2010年にイギリスへ
行きました。とても親切でしたし、フリーの旅行の相談もたぶん?
O.Kと思います。ご参考までに・・・。

マコママ様
クラブツーリズムで雲南省の旅行のツアーがあるようです。
私はメキシコに行ったときに会員になっているので、そこで一度相談してオプションが出来るかどうか訊くつもりです。
ただ、クラブツーリズムは名古屋にはなくて、近畿ツーリストが窓口になります。
ここでピンとこなかったら、「ワールド航空サービス」を訪ねようと思います。
教えていただいてありがとうございます。
選択肢が多いのは嬉しいことです。

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