自分では分からない
しばらくぶり(と云っても数日ぶりだが)に「ひるおび」を観ていたら、キャスターの恵俊彰がますます気になりだした。以前からレポーターやコメンテーターの言葉に自分の言葉をかぶせる傾向があったけれど、それがますますひどくなっている。特に出先のレポーターの言葉は技術上ワンテンポずれるから、少しだけ待たないと会話が成立しない。そんなことは長年キャスターをやっているから恵氏も承知のはずだが、ほとんどメチャクチャである。
お笑い出身(もちろんホンジャマカとしていまも現役)ではあるが、お笑いの突っ込み役をキャスターとしてもやっているつもりなのだろうか。この番組は昼の時間帯としては最も人気が高いらしいけれど、最近だんだん批判が多くなり、視聴率も下がり気味だという。コメンテーターに落語家や赤ちゃんしゃべりの女流作家など、わけの分からないことをいい、見るに耐えないのが並んでいたりして、私が観るのをやめることにした理由でもあるが、番組自体がかなり劣化しているようだ。もともと恵俊彰自体は嫌いではなかったのにどうしたことか。本人には自分の状況は分からないのだろうか。
外は猛暑だが、出かけさえしなければクーラーの効いた部屋のなかにいるから快適のはずである。それなのにボーッとしている。スランプで集中力を欠いているらしい、などと自分で言い訳している。なにかが空回りしている気分なのだ。しかし、待てよ、と思ったりする。そもそもボケの始まりとはこんな空回りなのではないか。集中力を失い、世の中を紗のカーテンを通して見ているような実感のなさというのは、まさに脳の働きの衰えなのではないか。
自分では分からない。
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