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2017年10月27日 (金)

ニュース雑感

 希望の党に合流した民進党議員達が小池党首に対して批判したという。小池氏の不適切な発言が選挙を戦いにくくし、それが理由で敗れた仲間も多いと恨み節を語っているらしい。

 言い分はもっともに思える。たしかに小池さんの言動はおかしかった。批判されて然るべきである。しかし批判することが出来るのは第三者である国民であって、その結果が選挙結果となったのである。当事者である希望の党に合流した民進党議員達はその批判の対象でもあるのであって、少しみっともないのではないだろうか。合流は自己判断で決めたことでそれこそ自己責任である。

 小池党首が悪いのだから、希望の党に合流するときに入党条件とされた党是については無効だという議員もいるという。消息通によれば、そもそも選挙に勝てばそんな約束はうやむやにしてしまうつもりだった人も多いのだという。党首を批判することと約束を破ることが繋がるとはとても思えないが、彼らには整合性があるのだろう。これでは国民に信用されないのも当然である。

 神戸製鋼の不祥事が次々に明らかにされ、思った以上に根深いものであるようだ。製造会社が製品の品質管理を軽んじて改竄するなど、日本ではあまり聞いたことがなかった。それが東洋ゴムに始まり、タカタ、そして今回の神戸製鋼である。日産もそうか。情けない。

 神戸製鋼の不祥事はここまで拡がっているところを見ると、会社ぐるみのようだ。品質などただの絵に描いた餅で良いのだと考えるのが体質として染みついていたとしか思えない。トップが知っていたか知らなかったか、などという論議も出ることだろうが、知らないでいたはずがないし、もし本当に知らなければただの無能者である。どちらにしても責任逃れの言い訳に見えてしまう。

 中国の工事が手抜きでおから工事だと笑っていたのに、もう笑うことなど出来ない。世界的に品質を信頼されて供給してきた会社であるから、巨額の補償請求が発生することだろう。信用失墜は金銭的な損失にとどまらずに会社の存続そのものに関わってくる気がする。解体して他の会社に吸収されるという結果に終わるのではないか。従業員はいま不安でおびえているだろう。それだけ責任が重いのである。

 中国の共産党大会が終わり、新しい常務委員も明らかになった。相も変わらず全員一致の拍手で終わる姿はある意味異様なのは、反対したくても反対できないからだと誰でも分かっているからだ。

 腐敗退治の先頭に立っていた王岐山はやはり継続しなかった。習近平は継続をのぞみ、強く慰留したとも伝えられるが本人は続ける気がなかったという。そもそも続けることは年齢制限の慣例に反することになる。その慣例を破ることも習近平の思惑だ、との話もあった。自分が慣例に反して三期目を正当化する布石だという。

 王岐山は常に命を狙われているので所在は常に不明である。多くの人を獄に送ったから深く恨まれているのである。彼は共産党の存続のため、そして盟友である習近平のために汚れ役を引き受けていた。これからも彼は闇に生き続けなければならない。

 二期目には次期主席候補を常務委員に入れておくのが慣例だが、今回は想定される候補がいない。これは習近平が三期目も主席を続けようと考えているからだという。彼がより立場を強めようと手を打っているのはそのためなのだろうか。

 私から見れば茫洋としているばかりで、習近平にカリスマがあるように見えないのだが、中国ではああいうタイプが権力を握ることが多いのだろうか。これは何の根拠も無いのだが、私は習近平という人間は実は小心で、そのために猜疑心が強く、強権を握るまでは猫をかぶっているが、いったん絶対的な権力を握ると粛清に走るのではないかと危惧している。

 中国では皇帝になると次々に回りを粛清していった例にこと欠かない。漢の劉邦などがたちまち頭に浮かぶ。毛沢東もそうだった。毛沢東の再来を自認しているであろう習近平が時代錯誤的に情報統制を強化している姿に、恐ろしいものを感じる。

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コメント

民進党も神戸製鋼も視野狭窄で目先のことしか見えないようになってしまったようです。
一度は全員で希望の党に移ると決めたのに、「枝野は筋を通した。」という人もいます。
当事者も周りも視野狭窄の人が多くなったのでしょうか?
日本の未来は大丈夫でしょうか?

けんこう館様
以前書きましたが、枝野さんは菅直人首相の時の官房長官で、原発事故処理の時の責任者です。
そのときのことが忘れられないので、彼を評価する気になれませんが、そもそも彼は希望の党を希望してもはじかれたはずですから、筋を通したと言えるかどうか。
ただ立憲民主党を迅速に立ち上げたことはさすがだと思います。
民主党時代のトップの面々が臆面もなく満面の笑みを浮かべて勝利を祝福し合っている様子を見て、いささか鼻白んだ次第です。
特に菅直人の笑顔は気持ちが悪く感じました。

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