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2017年11月29日 (水)

情けない

 中国の製品に信用が出来ないから中国の観光客は日本でものを買うそうだ。信用というものに中国でものを作る人たちはそれほど重きを置いていないのかと感じていた。それにひきかえ日本は信用を大事にしているのだと誇らしかった。

 それを何たることか、次々に名の通ったメーカーがその信用を損なうようなことをしていたと明らかにされている。それは実害に至らないようなものだったとされている。それを誰が保証するのか。信用を失った者がたいしたことではなかった、といっても誰が信用するのか。そもそも信用は既に失われている。そのことの重みを自覚しているのか、信用を失うことの怖さに気がついているのか。

 みな高をくくっていたのである。そのことのツケをこれから払うことになる。会社によってはこれから存続に関わるような事態に追い込まれるだろう。

 そもそも名のある大会社は納入業者に対して理不尽に近いまでの製品規格を要求し、一切の妥協を許さないことが多い。コストにはね返るこのような要求をしながら納入品の価格をひたすら下げるよう求める。それに応えなければ外されるから血のにじむ努力をして下請け業者は耐えてきた。仕事をしていた時代はそれを目の当たりにしてきた。

 その大会社達が自らに甘くてどうするのだと思う。他人に厳しくしながら自らは楽をして言い訳しても通らないのが世の中だが、多分通ってしまうのだろう。これが日本の凋落の兆しでなければ良いのだが、などと感じてしまう。次から次にこのような話は続くだろう。おかしいと思っていた人たちが声を上げ始めてしまったのだ。誰も止められない。

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コメント

もともとの体質が表に出たのか変わったのかわかりませんが、この種のニュースを聞く度に日本が変わってしまうのではと心配になります。
とある外人タレントが 「日本人は、正直で真面目だから信用されている」 と言ってました。
 

けんこう館様
日本の商品規格は諸外国に対して厳しいと考えられています。
確かに各企業は公的な規格にさらに上乗せした厳しい規格を定めています。
それが結果的に高コストで、無理なものになってしまい、結果的に適用を自発的に緩めざるを得ない状況があるのかもしれません。
それとは別に、商品の公的な性能試験をする機関の劣化は恐ろしいものがあり、アルバイトのおばさんが基礎知識もなしに流れ作業で試験するような事態もあると聞いたことがあります。
誤差が大きくてほとんどデータに信頼性はなく、ただ公的機関で試験した、というかたちのためだけに存在しているともいいます。
いまどきは中国の公的機関の方がデータが信頼できる、という恐ろしい話も聞きました。

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