初めておせちを注文する
母が亡くなって正月に実家(実家はもう弟の家である)に行くことがなくなり、私の独り暮らしのマンションが息子や娘の実家になった。だから年末に正月の仕度をするようになった。しかしたいてい自分で料理していたので品数を揃えるのは大変だし、出来不出来もあるし、料理のために席に座り続けることが出来ない。
そんなときに、いつもは目もくれなかったおせちのチラシ各種を検討してみたら、けっこう若い人が喜びそうなものがたくさん詰めてあって、しかも値打ちのものがあった。札幌グランドホテルの料理長が監修したものだという。
早速ネット注文してみた。息子はたいてい30日の晩に来るから、30日に配達するよう頼んだが内容は期待通りであろうか。気にいれば毎年の恒例にしよう。あとは自分で作るものを何にするか考えればいいから楽である。だんだん横着になるが、子どもたちは却って喜ぶだろう。
母が存命ならおせちを注文するなど論外、と言うだろう。暮れのせわしない中で作ったおせちを、子どもたちや孫たちが「美味い美味い」と食べるのを満足そうに見ていた。あれはやはり彼女のしあわせのかたちだったのだろうなあ。世の中が豊かになって楽になることとしあわせは必ずしも相関しないのかもしれないなどと思ったりする。
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コメント
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わが家も 母が亡くなってからは 市販のおせちを頼んでいます
最近は味も見た目も大変よくなっています
結構 満足しています
年齢に応じて生活様式も変えていかなければと痛感しています
投稿: イッペイ | 2017年12月13日 (水) 09時29分
イッペイ様
もっと高いものかと思っていましたが、案外手頃な値段なので注文した次第です。
客は誰も来ませんし、子どもたちと三人だけならそれほど大量なものは必要ありません。
日本酒も値打ちの大吟醸酒の詰め合わせを見つけたので、それもついでに手配しました。
ばらばらに揃えても結局けっこう金がかかりますからこういうものが便利ですね。
投稿: OKCHAN | 2017年12月13日 (水) 11時50分