散歩(2)
宿から鳴子駅まで歩いている。
陸羽東線の下をくぐる。
温泉街の中心ではないが、昼下がりの温泉街なのにこの閑散具合。土日は少しは賑わうのだろうか。
今朝夢を見たからではないが、ちょっと夜に寄りたくなる。
交差点から右へ折れて駅へ下る。車道と歩道のしきりに大きなこけしが立っている。
鳴子駅。シーズンではないせいか人がいない。
ここから大きなホテル街へ登り坂になっている。その先の鳴子温泉神社が今回の散歩の目的地。
この鳴子観光ホテルには以前泊まった。値段は私には少々贅沢だが、仲居の若いおねえさんは可愛いし、料理も素晴らしい。ただ、大きなホテルは風呂場が遠いし、食事に行くのも面倒なのである。このホテルを通り過ぎた高台に温泉神社があるのだが、それは次回。
これは宿に近い方の閉鎖されているホテル。いくら立派なホテルがあっても、近くにこのようなつぶれた宿があると温泉全体がみすぼらしい感じになってしまう。
廃屋の破れた窓の向こうに誰かがいるような気配はイヤなものである。
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