散歩(3)
鳴子温泉神社に向かう。
鳴子温泉郷には何度も来ているが、東側から、川渡(かわたび)温泉、東鳴子温泉、中山平温泉などにも行くので、鳴子温泉そのものにはまた数回しか泊まっていない。前回泊まった鳴子観光ホテルの先の高台に鳴子温泉神社があることは承知していたが、今回初めて立ち寄った。
温泉神社入り口。神社はさらに階段を登った先の高台にある。
啼子之碑とあるが、これが鳴子の古名だろうか。
こんな雪の階段を登る。滑り止めのある防寒靴に履き替えていないので、滑りそうで恐ろしい。
高台の開けた場所に温泉神社があった。思ったより立派である。
社殿。
狛犬も雪をかぶったまま。
階(きざはし)の下に大きなこけしが置かれている。鳴子ならではだろう。
あの階段を降りるのはこわいので、別の道から降りたがそこも凍っていておっかなびっくりだった。一汗かいて散歩を終え、宿に帰り風呂に入る。
昨晩も、つまりこれで三晩続けて客は私一人である。まさか今日も一人だろうか。明日は帰る。心身のリセットは完了していて、今まで読めなかった読みにくい本がなんとなく放り出さずに読めている。これは調子の良い証左である。
ただ酒も美味くてビールや酎ハイを飲み、地酒を飲みして酒量が増えている。明日から少し控えよう。
さて、明日は一気に帰るかどこかで立ち寄るか。何しろ自宅まで800キロ以上あるのだ。
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