明日で日常にもどる
娘のどん姫は一度自分の家に帰り、昨晩再びやって来て、息子と三人で深夜の酒盛り。ビールで乾杯した後、日本酒は三人とも飲み飽きたので、まずグラタンでワインを飲み、そのあとエビチリなどの中華で紹興酒を飲む。
この紹興酒は息子がなにかのくじ引きで当てた景品だそうで、何と紹興産の本物の二十年物である。今まで十五年物は飲んだことがあるが二十年物は初めて。味が濃くてしかも飲みやすい。ただし、息子は紹興酒があまり得意でないので再びビールを飲み出した。
エビチリはわれながら上出来で、子どもたちの評判もよかった。息子が一番最初に討ち死にし、どん姫がそれに続いた。みなこたつでそのまま寝ようとするので強引に布団にほうり込む。いつもはみなで手分けして片付けるのだが、久しぶりに一人ですべて片付ける。
一息ついて寝たのは三時半を過ぎていた。朝、どん姫は仕事に出かける。遅番だから車で送れればよかったのだが、酒がまだ抜けていない。娘に朝飯を食べさせて見送る。どん姫は「いってきまぁーす」と元気よく出て行った。
そのあと息子と朝昼兼用の食事をする。息子は夕方から友人達と名古屋で飲み会である。まことによく続く。たぶん帰って来るのは最終電車であろう。その息子も明日は広島へ帰る。
みなそれぞれの日常にもどる。これで正月は終了である。
にぎやかで楽しい祭が終われば寂しさがやってくる。それはテンションの下がることであるが、多少ほっとしないことはない。ずっと祭というわけにはいかないし、そもそも体力もお金も続かない。
さあ、つぎの祭を楽しみに日常を生きることにしようか。寂しさがあるからこその祭の楽しさなのだから。
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