兼業、副業、アルバイト
ベトナムへは二度行った。それでも機会があればまた行きたい。ベトナムでは信号が少ないから、道路を渡ることに慣れなければならないという難点があるが、それも二時間も経てばコツを覚えて地元の人並みに渡ることができるようになる。要は思いきりと度胸である。ためらうのが一番危ない。なによりベトナムの人々はフレンドリーで居心地がいいのである。
ベトナムは若い人が多い。ベトナム戦争でたくさんの人が死んだのであろう。日本の戦後と同じである。年寄りより若者が多いから活気がある。そしてどこの国の人よりもみな働き者である。仕事がひとつだけという人はほとんどいない。たいていの人が二つ以上仕事を持っている。土日に仕事をすることも厭わない。
収入に対して高価な土地や家などの不動産を手に入れるのが彼らの夢である。それなのにあまり中国のような拝金主義的な感じがしないのはどうしてだろうか。金を貯めることそのものが目的であるのが拝金主義で、ベトナムの人には金を貯めるのは家や土地を持つというはっきりとした目的があるからだろうと思う。
昼間の仕事、そして夜も働き、土日も働く。みんなそうだから疲れ果てた顔をしたりしない。「過重労働?何のことだ!」と彼らは言うだろう。働かされているのではなく、自分の意志で働いているのである。
日本では副業やアルバイトを社則で禁止している会社が普通である。人手不足の時代を迎えて、企業に副業や兼業、アルバイトを認めさせるようにしていくことになった、とNHKのニュースで報じていた。
特に大企業の優秀な人の余力を中小企業の人手不足に振り向けることで、人手不足対策にすることを狙っているのだそうだ。これから企業の社則が変更されて仕事を二つ以上持つ人が増えるのだろうか。もともと日本人は働くのが好きだから、就業機会を増やすことが社会にとって有用だというのだろう。
しかし、なんとなく話に違和感がある。働き方改革で就業時間の短縮を推進し、有休の消化を促し、残業時間に枠を決めて制限していこうとしたのではなかったのか。副業兼業アルバイトによって労働時間はどうなるのか。誰が総労働時間を管理するのか。残業を減らしてその分アルバイトをすることは過労にはつながらないのか。それは働く人の自己責任か。
矛盾する施策をどうつじつま合わせするのだろうか。
単純労働はどんどん機械化され自動化して省力化し、人出があまり必要ではなくなっていくだろう。就業機会のある職業が変わりつつあるようだ。有能な人だけがますます多忙になるのだろう。これは貧富の差をますます拡大することにつながるだろう。
ワークシェアといいながら、仕事の分配が偏る傾向が促進されるのかもしれない。
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同じ国に行っても経験の差でその国への感想は違ってくる。
私は2度とベトナムには行きたくない!!!と思っています。
食事はとても美味しくて日本人好みで良かったのですが、
メコン川?の観光時、船を捜査している女の人達が「チップ・チップ!!!。」と、
煩いこと。
行きかう船がこちらの私たちに向かっても、「チップ・チップ」と。
現地ツアーの案内人はチップは不要と言っていたのに。
日本人に特にうるさかったですね。
お土産屋さんでも、買うそぶりをしたら、店を出ても追いかけてきて売りつけられました。
投稿: マーチャン | 2018年1月20日 (土) 09時41分
マーチャン様
ベトナムに限らず、中国でも東南アジアでも、田舎の観光地へ行くとそういうことがしばしばありますね。
彼らもそれでその日の生活、例えば子供の食事が手に入るかどうかというような切羽詰まったところがあるのかもしれず、必死です。
あまり自分たちがどう思われているかなど考える余裕はないでしょう。
ただ、私の経験ではベトナムとシンガポールではほとんどそのような煩わしい思いをしていません。
中国も最近は当局の指導が入ってあまりしつこい売り込みは減りましたね。
投稿: OKCHAN | 2018年1月20日 (土) 09時57分