問題点
問題があると自覚したときに、その問題を解決するために何が必要か考える。そのとき問題点を明らかにすることが問題解決の手がかりとなる。
しかし問題点が明らかになることばかりではない。問題があることには気がついていても問題点があいまいなことの方が実は多い。そうなると不安になる。
ところでそもそも点とは何か。簡単な国語辞典で引いてみると、小さいしるし、しるしをつけて示すこと、答案の評価、抽象的にそれ以上は細かい部分に分けて考えない思考の対象物、事項・こと等々。とても意味が多岐にわたっている。
面白くなってきた。点とは英語ならpointか。そこで英和辞典で調べてみる。驚くことに国語辞典の点よりもずっとたくさん意味がある。主な語義は、物の先端、位置、程度、時間、要点、要素、単位、動作だとある。それぞれの語義についてさまざまな意味とその用例が書かれている。
問題点とか問題のポイントというときに、それは極小のある収斂するものという意味ではないようである。そもそもは問題そのものの重要で基本的な事柄を問題点というらしい。だから問題点は点に絞るものではなく、具体化することなのかもしれない。ノートに書き出せるようになれば問題はかなり明確になる。
問題点を絞るとは、問題点とあまり関係の無いものを脇に置くことで雑音を減らしていくことなのだ。しかし逆にあまり問題を先鋭化してしまうのは問題の捉え方としては解決に遠くなるのかもしれない。
不明確な問題について問題点を絞れないと不安になるけれど、問題が不明確では解決案も立てられないから、しばらく棚上げにするほうがいいようだ。手に負えそうもないことは棚上げにする、ただし漠然とした問題意識は念頭に置いておく、それが私のような横着者にとっての楽に生きる生き方かも知れない。
実は不安があって、その不安の原因となる問題とは何かを考えていたら、なんだか犬がしっぽを追いかけてくるくる回っているような話になってしまった。
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おはようございます
先日は私の拙い書評を見ていただきありがとうございます。
私も問題だらけで、それこそ問題に整理券を配らなくてはならないほどです。
しかしなかなか解決せず問題は山積しています・・・。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2018年2月13日 (火) 06時47分
shinzei様
人生は片付けなければならない些事に満ちています。
ただ、些事は面倒がらずに向き合えば片付いていくもので、本当の問題はそれほど多くありません。
それを見極めて棚上げにしながら片付ける潮時を待つしかないようです。
ときには諦めも必要でしょうか。
投稿: OKCHAN | 2018年2月13日 (火) 09時02分