納税者一揆だそうである
若いころ仕事で走り回っていたが、車の中で国会中継をけっこう聞いた。私は保守的な思考の持ち主だからその立場で聞く。たいてい野党に批判的だったけれど、野党の論客の中には、ときにしっかりした裏付けのある情報をもとに鋭く与党を追及する議員もいる。それはそれでこそ国会なのだと感心もし、納得したものである。
もともと忍耐力のある方ではないが、歳とともにさらにその力が衰えている。若いときに、リタイアして暇になったら、ときにはフルで国会中継を観ようと思っていたから意識してチャンネルを合わせてみるが、長く続けて観ることができない。どうしても無意味な時間つぶしに感じられてしまう。だから国会中継の内容は、ニュースで報じられたものをもとに知ることになる。
一昨日のネットニュースに日刊ゲンダイの「2.16大規模デモ 森友疑惑再燃で“納税者一揆”が炸裂する」という記事が取りあげられていた。そういえば野党はまだ森友問題をメインに安倍内閣を追求しているようである。それを追求するのは勝手だが、それと同じかそれ以上に大事なこともあるはずで、その割合や質問の中の位置づけが実際に中継を観たいと分からない。
それがこの記事に書かれているように最も国家の枢要なことであるとして論じられているのならいささか問題である。もっと大事な問題を論じさせないためにやっているのかと勘ぐってしまう。
この森友問題で、国会に証人として呼ばれた官僚があまりにもお粗末な答弁に終始したことは、官僚の能力の目を蔽わんばかりの劣化をあからさまにした。しかしそれだから安倍首相が一部マスコミのいうような極悪人だという話にはならない。
記事では、
悪代官「安倍・麻生・佐川」を追放しよう---「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が、2月16日に都内で大規模デモを予定している。
と報じている。
会では、数千人規模の大行動にするべく注力しているそうで、記事の最後は
2.16納税者一揆炸裂だ。
と結ばれている。
多分大々的な国民的盛り上がりにつなげて、韓国のロウソクデモのように安倍首相の弾劾・退陣につなげることを夢想しているのであろう。
はたして何人デモに参加するのだろう。結果が楽しみだけれど、少なければ報じられるとは思えないのが残念だ。
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