飲み疲れ
昨日の新酒試飲会は期待以上の楽しいものとなった。友人の一人が美しい夫人を伴ってきたからである。もちろん試飲会に参加するくらいであるからお酒をたしなむ。私が酒飲みであると評価するのは美味しそうに飲むひとである。昨日宴席に集ったのは確かに酒飲みばかりであった。
いつもより少し早めに行った。年々盛会になって、場所取りが大変なのである。さいわい狙っていた風の少ない日当たりのいい場所が確保できた。初めてのことである。むかしよりだいぶ酒の器が小さくなった。だから汲み立ての新酒を入れてもらうために何度も往復しなければならない。これで適度に酔うので、面倒だけれどちょうど好いのかもしれない。
少し買いすぎたかなと思ったつまみもラストにはきれいに片付いた。みなよく食べよく飲む。なごりを残しながら三十分かけて駅まで歩く。遠いのである。行きよりも格段に強くなった北風が頬に痛い。伊吹は雪雲に蔽われ、いわゆる伊吹おろしが吹き抜けていく。しかしいい酒はその程度で醒めたりしないのである。
名古屋に戻り、最近恒例にしている牡蠣のがんがん焼きを楽しむ二次会に突入。冬場、名鉄デパートの屋上をビニールシードで囲った宴席で、がんがん焼きを食べ、そして今度は生ビールをガンガン飲む。談論風発、次第に何をいっているか分からない状態になり、些細なことで爆笑する。わけも分からず楽しいのだが、傍で見たら馬鹿みたいかもしれない。
後はあまりよく覚えていない。
しかし今朝は二日酔いではない。心地よい飲み疲れが残っているだけである。いい酒は悪酔いしないのである。
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20年くらい前に3回連続で牡蠣にあたったことがあり、一切食べてなかったのですが、最近恐る恐る一つ二つ食べるようになってます。それこそガンガン食べる人が羨ましく思います。
投稿: けんこう館 | 2018年2月12日 (月) 13時56分
けんこう館様
実は私も一度ならず牡蠣でひどい目に遭っています。
酢牡蠣が再び食べられるようになったのはだいぶ経ってからでした。
懲りない方です。
投稿: OKCHAN | 2018年2月12日 (月) 14時34分