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2018年2月25日 (日)

しあわせ

 三月に紹興酒を現地(紹興)で飲むために中国の江南に行く。前回の雲南旅行でキャリングバッグ(娘のどん姫のお下がり)が壊れてしまったので、散歩がてら電車で名古屋に見に行った。いろいろ見比べて買いたいものを選んだら、車で再度行って買い求めるつもりであった。ガラガラ引いて帰るのも面倒である。

 他の雑用もついでに行い、いろいろ物色したが、もともとそれほど注文があるわけではないので適当に決めた。3~5日間用のものだが、私は荷物をあまり持たないので、それで一週間程度の旅行なら十分である。何と無料で配送してくれるという。二度手間が省けてありがたい。

 カメラバッグはショルダー式のものを三つも持っている。出掛ける旅によって使い分けているけれど、どれも帯に短したすきに流しで、いまいち満足していない。今回の旅にどれを使うか悩んでいたら、ザック式の、小ぶりだがいろいろと収納できるものをみつけた。手荷物として必要なものをカメラと一緒に入れられて便利だし手も空く。それに安いのが気にいったので購入。これで今回の本屋での散財は諦めた。

 名古屋駅のコンコースはいつも人でごった返している。ツインタワーができてから(もう二十年ほどになるだろうか)のことではあるが、むかしはずっと閑散としていた。名古屋の中心部は栄界隈であったが、いまは駅周辺が人出の中心になっている。

 それが本日は日曜日であるから芋の子を洗うような混雑である。真っ直ぐ歩く人、斜めに歩く人、横切る人、立ち止まる人、早い人、遅い人がてんでに好きなように歩く。なかには周りなど意識しない人もいるから、なかなか歩くのに神経を使っていささか疲れるが、けっこう頭も使うし面白くないこともない。

 帰りの電車でロングシートの優先席(車内は昼時なのでガラガラである)に座っていると、向かいに若い二人連れが座った。品の良い身なりをしている。夫婦らしい。男性は胸に幼児を括り付けて、コートで抱え込んでいる。まだ歩き出したばかりくらいか。ぐっすりと寝ているようだ。

  女性がそっと男性の胸元の我が子をのぞきこむ。活き活きと輝くような笑顔になった。ああ美しいなあ、と眺めていた。二人はにっこりとほほえみ合い、これぞしあわせ、というものを見せてくれていた。

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コメント

OKCHANさん
良かったです不審者に見られなくて
今学校で、知らない人にはお話
教育しているから
予行演習は完璧
早く、実現するといいですね
私は、4年6ヶ月甥っ子の子供でババ体験して、
準備して待っていましたよ。

ちかよ様
不審者に見られるとは心外の極みだと思いましたが、しかし他人の目にはどう見えるか分かったものではありませんから、気をつけましょうか。
まともに見るよりこそこそ見ている方が不審ですけどね。

良いな~・・・と見ている人は優しい顔をしています。
私も OKCHANさんと同じで幸せな家族を見ると、こちらも幸せになります。
傍にいたら、すぐ声をかけてしまいます。
私の2人の娘は、も~子供を持つ事は出来ませんから・・・、
そんな風景は夢の又夢です。

マーチャン様
私の息子も娘もいまのところ独身のままです。
一人で気ままに暮らしている私を見て、それでいいと思っているのかも知れません。
二人とも友達も多く、寂しいと思うことがないのでしょう。
私は出張から帰るわが家に灯りがないことに寂しさを感じて結婚を決意しましたが、その結婚は残念な結果に終わっています。
ただ、子供がいることは何よりのしあわせですが。

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