ときに正論は愚かしく見える
茂木大臣が線香を配ったから大臣を辞めろ、その任命責任を負って安倍首相は退陣しろと野党は居丈高に国会で糾弾している。
法律上線香を配ることはいけないことらしいから、野党の言い分は正論なのだろう。
しかしどこに線香をもらったから茂木大臣のために一票を投じよう、応援しようと思うものがあろうか。極悪非道の犯罪を犯した如くいう野党の面々は、多分線香をもらったら節を曲げて一票を投じるのだろう。安い人たちである。
そういえば団扇を配った、と責められて辞める羽目になった女性大臣もいた。いまどき団扇をもらってもそのへんに放り投げて終わりである。団扇のおかげで世話になったと感謝するものなどこの世にあろうか。
決まりとして、してはいけないことはいけないことではあるが、その程度に応じての罰があるというのがこの世の中である。レ・ミゼラブルではあるまいし、野党は何をジャヴェールを気取っているのだろう。私には茂木大臣がジャン・バルジャンに見えてしまう。
鬼の首でも獲ったような線香配りの追求に興奮する野党の面々の顔に愚かしさしか見えない。愚かな行為は必ず自分に返ってくる。そんなこと再三見てきたのに彼等は学ばないらしい。
もっと大事なことがあるだろう! まともな人に聞いてみたらいい、国会中継の話題が団扇や線香で盛り上がっているのに「うんざりだ」、と答えるだろう。またぞろ、首に筋を立てて蓮舫女史が強い口調で責め立てていた。懲りないひとである。
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