自分で見た数字が報道されていない?
韓国の中央日報とハンギョレ新聞が、今月14日(土)の国会議事堂前の安倍政権退陣要求集会を報じていた。共に国会議事堂前の道路を埋め尽くすほどで参加者は三万人だと伝えている。
確かにテレビのニュースで見たときも、いつもの数十人の集会よりははるかに多いことは感じていたが、三万人とはとても思えないので、日本のメディアはどう伝えているのかネットを遡って見てみた。日刊スポーツはこのことを繰り返し繰り返し報じている。もちろん朝日新聞や毎日新聞なども報じていて、全て参加者は三万人以上と報じている。
よくよくそれらのニュースを読んでみれば、全て主催者発表によれば、と書かれている。むかし、デモが行われると新聞には主催者発表によればという数字と、当局発表によればという数字が併記されていた。たいてい数倍からはなはだしいときは一桁違った。世の中はそういうものだと教えられたものだ。
韓国の新聞が主催者発表しか報じないのは理解できないことはないが、日本の新聞はどうして当局の発表を報じないのだろう。当局が発表しないからだと思いたい。発表があったのに報じないのなら問題だが、まさかそんなことはないだろう。それならマスコミは主催者の数字をそのまま報じていることになる。
各社とも当然記者がその現場で取材しているはずである。問題は目で見た概算と主催者の発表が同じくらいだったかどうかということである。違うのに主催者発表だけを報じているのなら、大本営発表を垂れ流した時代とどこが違うのか。たぶん記者の目で見たものと主催者(共産党である)がほぼ同じと感じたのであろうが、それでも記者の見た目を報じて欲しいと強く思った。
こうして主催者発表の数字のみが報じられて、それが事実として国内で、そして韓国にさらに世界で報じられているのである。
韓国民は韓国に妥協しない安倍首相の悪口を散々マスコミで刷り込まれているから、朴槿恵元大統領のように市民運動の盛り上がりで退陣に追い込まれるのではないかと期待しているかも知れない。だから「2015年安保法制反対闘争以来最大」の集会であり、夜にはキャンドルデモが行われたと書かれている(ハンギョレ新聞)。ただしこちらは参加者500人とされている。主催は九条の会の澤地久枝氏であるから、私にとってその数字は共産党のものよりは信じられる。
いまはまだまだだがこれからさらに盛り上がり、国会周辺を埋め尽くすデモが起こることをマスコミや野党は夢見ているのであろう。それが民主主義だと彼らは信じているらしい。直接民主主義が繰り返されれば世の中がどうなるのか、私は懐疑的である。代議員制の民主主義は少なくとも責任者が存在するが、直接制にはしばしば責任者が存在しない。風向きで雲散霧消することもあることを知っているからだ。
私はシュプレヒコールのようなものが寒気がするほど嫌いで、煽動されるのは死んでも御免蒙りたい。ああいう集会で政治的スローガンをラップ調で歌いながら踊る姿を見ると虫酸が走る。今回もそうして盛り上がっているようであった。
ところでいったい本当の参加者はどのくらいだったのか?
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おはようございます
先日は私のブログを見ていただきありがとうございます。
韓国という国は民意に対する政府の防波堤が低い国ですから、すぐにポピュリズムに走ってしまう傾向があります。また、本来最も民意から独立していなければならない司法権も、朴元大統領の裁判を見れば、相当民意に汚染されているのは一目瞭然です。
よく左翼が「韓国を参考に安倍政権を倒そう」といいますが、私から見ればこれほど日本をポピュリズム、延いてはファシズムに陥れる言葉はないと思います。こういう輩が出るほど、日本は危険水域に入った、と思います。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2018年4月17日 (火) 06時50分
shinzei様
日本は民主主義国家ですから、民意が反映されるべきであるということには同意するのですが、その民意が煽動されたものであったり、限度を超えてエスカレートすることは危険だと思います。
極端ですが、私は常に文化大革命の時代を思い出してしまうのです。
紅衛兵は正義の名のもとに無辜の人たち、知識人達をリンチにかけました。
投稿: OKCHAN | 2018年4月17日 (火) 07時13分